インターネットニュース


栃木オルグ

 7月2日、上野から1時間半で栃木県石橋駅にて下車。出迎えの小塙さん(芳賀原水協事務局長)の案内で、栃木県原水協・芳賀原水協共催の原水協学校に参加をしました。
 松谷さんの被爆体験や裁判への思い、そして、事務局からの報告とお願いを約1時間訴えさせてもらいました。若いお母さんから「核の問題は、遠いことと思っていましたが、身近かな大事な問題だと実感しました。」などの意見も出され、会場での署名、支援する会への入会、多額の募金が寄せられました。
 翌3日は民医連の柴野さんの案内で宇都宮市内の団体訪問です。最初の県労連の事務所では、非核の政府を求める会や年金者組合、教職員組合の皆さんと、そして、昼休みの共立診療所職員のみなさんへの訴えと続きました。5年程前に支援する会のオルグが伺って以来であり、松谷さんははじめての訪問ということもあって、温かい励ましを受け、病院内の新聞にも訴えを載せてもらうことになったようです。さらに、県商連事務所での新婦人や母親大会関係者のみなさんとの懇談では、松谷さんの被爆体験を自らの悲惨な戦争体験と重ね合わせての発言など、予定の 1時間半はあっと言う間に過ぎさり、心のふれ合った懇談となりました。
 最後に、栃木県被団協の中村副会長ほか2名の方とお会いし、募金をいただくなど励ましていただきました。今回のオルグでの入会は8名でした。
後日、小塙さんに伺ったところ、今年の平和行進への参加や原水爆禁止世界大会派遣募金が例年の2倍集まったと喜んでおられました。


京都原爆訴訟大阪高裁結審

判決言い渡しは10月5日に

 6月27日、大阪高裁で第7回口頭弁論が開かれ、98年12月の厚生省の不当な控訴から1年余り続いた審理が結審しました。
 第81号法廷には21名もの傍聴者があり、国側代理人は思わずぐるりと見回していました。国側は執拗に斎藤意見書に対する非難を繰り返していました。法廷では、高安九郎さんが「これが最後の意見陳述になると思います。」と14年にわたる裁判への思いを述べました。そして最後に「勝つまでは絶対に死ねません。生きる気力を与える判決を出して欲しい。」と結びました。
 裁判長はじめ三名の裁判官は高安さんの陳述にじっと耳を傾け聞き入っていました。その後、弁護団から尾藤・久米・加藤各弁護士が補足陳述を行い、大阪高裁での審理がすべて終了しました。法廷後、支援ネットが集約した1,661筆の署名を書記官に提出しました。判決言い渡しは10月5日(木)午前10時半です。
 その後に開かれた報告集会では、先月発足した支援ネット事務局長の小杉さんが、現状報告を行い、今後の運動について提案をしました。尾藤弁護士からも「10月判決となると8月のお盆前後には裁判官の合議が終わってしまう可能性があるので、それまでにどれほどの署名を提出するかにかかっている。」との指摘があり、これからの二ヶ月間が重要だということが確認されました。


署名用紙はここをクリック


不当な厚生省の上告に対し、怒りをもって抗議し、ファックスまたは葉書で上告取り下げを要求しましょう。
宛先: 厚生大臣 津島雄二
    東京都千代田区霞ヶ関1-2-2
      03(3502)3090


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