ホーム自衛隊基地
壱岐警備所 海上自衛隊:壱岐市勝本町東触
土地 28,473 m2:建物 1,605 m2


勝本町城山公園から眺めた若宮島

 勝本港は、壱岐市の最北に位置し、その約1km沖合に、辰ノ島、若宮島、名烏島がある。1641年、平戸藩は若宮島に遠見番所烽台を設けた。名烏島には1942年頃から、壱岐要塞司令部によって口径15センチ砲の第一、第二砲台が築造された。防人、元寇、和寇の時代から現在まで「防衛」の要としての位置を占めている。


若宮島の山頂にたつ、若宮島中継所、隊舎

 1963年3月、佐世保地方総監部壱岐監視隊が新編となった。4月には若宮島に隊舎・局舎が完成し、10月から21名が駐在して監視業務を開始した。66年には壱岐警備所と改称した。70年3月に対馬防備隊が新編となり、壱岐警備所がその傘下に収められた。飲料水に不足のため勝本町は76年3月に若宮島に海底水道を敷設して、町水道を供給した。
壱岐警備所は50kmの対馬海峡を隔てた下対馬警備所と連携して海峡通過の水上艦船と潜水艦の監視を行っている。


若宮島中継所 土地面積747m2、建物面積20m2
左2つは福江島、右2つは対馬の海栗島の方向を向いている。


真新しい壱岐隊舎