佐世保針尾送信所 | 海上自衛隊:佐世保市針尾中町 |
土地13,832m2:建物710m2 |
【前史】
針尾地区からは佐世保針尾送信所の巨大な3本のコンクリート製の無線塔が見える。塔基部直径は約12m 、高さ137mで3本が300m間隔で正三角形の配置に立てられている。これは旧海軍が海軍無線電信所(後の佐世保海軍通信隊)の送信施設として1918年11月から4年間の歳月をかけて完成させたものである。
この無線塔は1941年12月2日、広島湾内の連合艦隊旗艦「長門」の司令部から出された真珠湾奇襲攻撃を命ずる「ニイタカヤマノボレ1208」の暗号電報を太平洋上に展開していた旧日本軍全軍に発信したといわれている。
戦後は1948年5月、佐世保海上保安部針尾送信分室として開設された。
西海橋側から見た3本の旧無線塔
佐世保針尾送信所は現在は、海上保安部佐世保通信所と海上自衛隊佐世保システム通信隊の送信所として共同使用されている。97年3月に新送信所局舎と高さ37mの新通信塔が整備された。
現在の送信鉄塔 高さは約37m