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相浦早岐基本射撃場 陸上自衛隊:佐世保市有福町
土地770,881 m2 :建物129 m2

 陸上自衛隊は針尾島に相浦早岐基本射撃場を有し、年間70日ほど小火器射撃訓練を行っている。ここは戦後米軍に撤収され「FAC5049佐世保小銃射撃場」となっていた。1953年5月から1955年11月にかけて返還されて自衛隊の所有に。米軍は日米地位協定第2条4項(b)による共同使用を続けていたが、その後全面返還されて現在に至る。


相浦早岐基本射撃場の標的

 1995年の沖縄での米海兵隊の暴行事件に対する沖縄県民の反発を押さえるため、本土への実弾砲撃演習が移転された。この機に米軍が早岐射撃場の共同使用を申し入れてきた。
 これに対し福岡防衛施設局は、地元の感情的反発が予想され、射撃場の安定使用に支障がでる可能性があるとして、好ましくないと回答している。またその回答文書そのものは「今後の自衛隊の部隊運用に伴う地元調整及び自衛隊の部隊運用の適正な遂行に支障を及ぼす」として一部黒塗りで開示された。
 一方、米軍側の書類3枚は「公にすると信頼関係がそこなわれるおそれがある」として全面不開示となった。