このはなさくや図鑑 〜美しい日本の桜〜

桜の名所と銘木あれこれ−サイト管理者の旅日記

桜の誕生した場所、残されてきた歴史、桜に携わった人々。
そこを訪ねれば、その桜がもっと愛おしくなるものです。

萩城跡指月公園・ミドリヨシノ
 (山口県萩市)

ここは山口県〜
萩市は今も城下町の佇まいが残り、幕末維新の志士たちが生まれた
歴史ある町です。
萩城跡にあるミドリヨシノなるサクラを紹介します。
萩城は、1604年に毛利輝元が指月山麓に築城したことから、
別名指月城とも呼ばれています。
本丸には五層の天守閣がありましたが、明治初期に全て解体され、
現在は石垣と堀の一部が昔の姿をとどめています。
本丸跡に志都岐山神社が建てられ、境内が指月公園として
整備されました。国の史跡に指定されています。
萩城跡指月公園には、花が純白のミドリヨシノがあります。
容姿がソメイヨシノに似ておりますが、各部が緑色のため、
ミドリヨシノと呼ばれています。
 
まだ、3分〜5分咲きか・・・
満開だと見事でしょうね。
説明板にあるよう梨の花によく似たミドリヨシノの花です。

ミドリヨシノはソメイヨシノに先立ち1週間ほど早く咲きます。
現在、ミドリヨシノはこの地にしかなく、どうか早く後継樹の育成と
萩市の街中に、オリジナルの桜として育成いただきたいものです。
良い特性なのできっと良い景観をつくって行くことでしょう。


この桜をもう少し知りたい方は、下記より桜図鑑をご覧下さい。

 ミドリヨシノ(緑吉野)
 
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文・撮影:藤原 このはなさくや図鑑
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