このはなさくや図鑑 〜美しい日本の桜〜

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種名または品種、栽培品種名
Cerasus × mochizukiana (Nakai) H.Ohba
モチヅキザクラ
望月桜

 丸い先がはっきり二裂する花弁
花床筒はややくびれた筒状鐘形
萼片は長卵状三角形
原木の佛隆寺の千年桜
奈良県指定天然記念物

<花の色>
 白色「9501」
<花弁の枚数>
 5枚
<花の形>
 一重咲き 小輪
<花の時期>表記のない場合は近畿基準
 4月中旬 奈良県宇陀市基準
<特徴・来歴>
 (エドヒガン × ヤマザクラ)
 原木は奈良県宇陀市榛原赤埴、佛隆寺にあります。推定樹齢は900年、幹回り7.5m、高さ16mの奈良県下最大最古の桜として存在しています。
 モチヅキザクラとは、エドヒガンとヤマザクラの自然交雑の個体を呼び、千年桜は、花床筒の形や各部の特徴からモチヅキザクラとされます。上記組み合わせの交雑種の桜は全国各地にあります。上記の組み合わせ交雑種は「sacra」に統一するよう提唱されている。


<成立に関係しているサクラ(種)>
C.jamasakura
C.sargentii
C.leveilleana
C.speciosa
C.itosakura
C.incisa
C.apetala
C.companulata
C.maximowiczii
C.pseudocerasus
C.avium
不明


文・撮影:藤原 このはなさくや図鑑〜美しい日本の桜〜
桜樹学・桜の世界1-P95

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