このはなさくや図鑑 〜美しい日本の桜〜

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種名または品種、栽培品種名
Cerasus ‘Himikuzurokiku-zakura’
ヒミクヅロキクザクラ
氷見久津呂菊桜

中心部には段咲きの花が見える。
花床筒は円盤形
萼片は広卵状三角形
氷見市上久津呂にある原木は、ツバキとサクラが合体した合体木として広く知られている。(氷見市指定の天然記念物)

<花の色>
 淡紅紫色「9702」
<花弁の枚数>
 100枚〜150枚
<花の形>
 菊咲き(二段咲き) 大輪
<花の時期>表記のない場合は近畿基準
 4月下旬〜5月上旬 富山県基準
<特徴・来歴>
 富山県氷見市上久津呂において、古くから、ツバキとサクラの合体木として、土地の人々によって保存されてきました。富山県中央植物園の大原隆明氏の調査によって、他のキクザクラ系のサクラと比較した結果、独自の品種と判明されたものです。原木は樹齢約200年の古木で、現在樹勢も思わしくないことから、早急な樹勢回復処置が必要と思われます。
 比較検討の結果からキクザクラとの相違あるとのことですが、その相違とするする点がよくわかりません。キクザクラでは、その生育する環境、状態などでその形態を変えます。


<成立に関係しているサクラ(種)>
C.jamasakura
C.sargentii
C.leveilleana
C.speciosa
C.itosakura
C.incisa
C.apetala
C.companulata
C.maximowiczii
C.pseudocerasus
C.avium
不明


文・撮影:藤原 このはなさくや図鑑〜美しい日本の桜〜第3集-P8


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