このはなさくや図鑑 〜美しい日本の桜〜

桜の名前から ↑

種名または品種、栽培品種名
Cerasus leveilleana ‘Antiqua’
ナラノヤエザクラ
奈良の八重桜

晩春を飾る美しい花、古代より奈良の都を彩った名花
花床筒は長鐘形
萼片は卵状三角形
開花と同時に展葉する。
若芽は黄葉、葉柄には毛が多い。

<花の色>
 淡紅白色〜白色「9501」
<花弁の枚数>
 25枚〜50枚
<花の形>
 八重咲き 中輪
<花の時期>表記のない場合は近畿基準
 4月下旬〜5月上旬
<特徴・来歴>
 古来から知られているカスミザクラの八重咲きの品種です。知足院にあるものは、国の天然記念物に指定されています。
百人一首にある「いにしへの 奈良の都の 八重桜 けふ九重に においぬるかな」伊勢大輔の歌は有名です。
 奈良県の県花であり、奈良市の市章となっています。


<成立に関係しているサクラ(種)>
C.jamasakura
C.sargentii
C.leveilleana
C.speciosa
C.itosakura
C.incisa
C.apetala
C.companulata
C.maximowiczii
C.pseudocerasus
C.avium
不明


文・撮影:藤原 このはなさくや図鑑〜美しい日本の桜〜第1集-P143


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