このはなさくや図鑑 〜美しい日本の桜〜

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種名または品種、栽培品種名
Cerasus serrulata ‘Multipetala’
ナジマザクラ
名島桜

開花が進むにつれ色は薄くなる。
段咲きではない花、段咲き出現はその年によって大きく変化する キクザクラにくらべ、花托が変化している様子がよくわかる。

<花の色>
 紅紫色「9202」
<花弁の枚数>
 90枚〜180枚
<花の形>
 菊咲き(二段咲きまたは段咲とならない) 大輪
<花の時期>表記のない場合は近畿基準
 4月下旬〜5月上旬
<特徴・来歴>
 原木は、金沢市にありましたが、現在は枯死しています。他の菊咲き品種にくらべ葉化した雌べと周囲の雄べとはっきりと見えます。開花が進むと先に咲いた部分が白色になり、二段目の花が現れます。
 この品種は、西日本では、5月に開花しますが、5月に入って夏日などの高温が数日続くと花芽がスムーズに開花しないことがあります。高温障害の症状が見られます。


<成立に関係しているサクラ(種)>
C.jamasakura
C.sargentii
C.leveilleana
C.speciosa
C.itosakura
C.incisa
C.apetala
C.companulata
C.maximowiczii
C.pseudocerasus
C.avium
不明


文・撮影:藤原 このはなさくや図鑑〜美しい日本の桜〜第1集-P142


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