このはなさくや図鑑 〜美しい日本の桜〜

桜の名前から ↑

種名または品種、栽培品種名
Cerasus serrulata ‘Soubi-zakura’
ソウビザクラ
壮美桜(旧 宗堂桜)

色の濃い花弁と中心付近の雄しべの色のコントラストが美しい桜、塊状に咲く
no image
花弁に細かい脈が見られる

<花の色>
 紅紫色「9703」
<花弁の枚数>
 10枚〜25枚
<花の形>
 八重咲き 大輪
<花の時期>表記のない場合は近畿基準
 4月中旬 静岡県三島市基準
<特徴・来歴>
 この桜は静岡県国立遺伝学研究所のものです。
 花弁の外側ほど色が濃いのが特徴です。
 本種は、岡山県御津町(現岡山市)にあった品種とされ、長い間、遺伝研では、宗堂桜と呼ばれていましたが、同じ名前の桜があるため、現在は壮美桜と改名されています。ベニユタカによく似ています。導入の段階で何かの誤りがあった可能性があります。
 また、宗堂桜(ソウドウザクラ)と呼ばれているものに岡山県岡山市瀬戸町宗堂の桜があります。こちらは、ヤマザクラ系の品種であり、あきらかに遺伝研のソウビザクラとは別物です。
 特徴としては、花弁の外側ほど色が濃いです。


<成立に関係しているサクラ(種)>
C.jamasakura
C.sargentii
C.leveilleana
C.speciosa
C.itosakura
C.incisa
C.apetala
C.companulata
C.maximowiczii
C.pseudocerasus
C.avium
不明


文・撮影:藤原 このはなさくや図鑑〜美しい日本の桜〜第3集-P61

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