このはなさくや図鑑 〜美しい日本の桜〜

桜の名前から ↑

種名または品種、栽培品種名
Cerasus ‘Shouhoujikiku’
ショウホウジキクザクラ
正法寺菊桜

 小輪の菊桜、枝いっぱいに花をつける美しい桜。
花床筒は漏斗形
萼片は広三角形
二上山麓にあり、人知れず咲いていた樹齢100年以上の株

<花の色>
 白色「9201」
<花弁の枚数>
 70枚〜130枚
<花の形>
 菊咲き(二段咲き) 中輪
<花の時期>表記のない場合は近畿基準
 4月下旬〜5月上旬 富山県高岡市基準
<特徴・来歴>
 平成24年(2012年)に富山県中央植物、泉治夫氏によって報告された桜です。原木は樹齢100年を越える大株で二上山麓にある正法寺にあることから同品種の名があります。
 小輪菊咲き、白色の美しい桜で見た目は、コノハナザクラ、トウインヤエヤマザクラ、マニヤエヤマザクラに良く似ていますが、本品種はこれらと比べても花弁枚数が多いので区別できます。
 学会の資料によるとヤマザクラとカスミザクラの影響が見られる桜とのことです。


<成立に関係しているサクラ(種)>
C.jamasakura
C.sargentii
C.leveilleana
C.speciosa
C.itosakura
C.incisa
C.apetala
C.companulata
C.maximowiczii
C.pseudocerasus
C.avium
不明


文・撮影:藤原 このはなさくや図鑑〜美しい日本の桜〜第3集-P9

このページへの直接のリンクを禁止します。