このはなさくや図鑑 〜美しい日本の桜〜

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種名または品種、栽培品種名
Cerasus pseudocerasus (Lindley) G.Don
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シナミザクラ
支那実桜・唐実桜・白花唐実桜・暖地桜桃

日本には自生しない、中国に7種分布する。
小花柄の短いものから長いものまで様々なタイプが日本で栽培されている。
(兵庫県西宮市)
花床筒はカップ形
萼片は広卵状三角形
小花柄には開出毛が多い。

<花の色>
 白色「9201」
<花弁の枚数>
 5枚
<花の形>
 一重咲き 小輪〜中輪
<花の時期>表記のない場合は近畿基準
 3月上旬〜中旬
<特徴・来歴>
 中国の西部〜東部に分布し、主に果実を食するために栽培されています。
 よって、基準となる種はありません。日本では、江戸時代より栽培され、花色がややピンクを帯びるものなど様々なタイプが存在します。
 また、早咲きのために観賞用として各地で植栽されており、結果的に多くの早咲き品種の成立に関与していると考えられます。
 染色体数 2n=32


<成立に関係しているサクラ(種)>
C.jamasakura
C.sargentii
C.leveilleana
C.speciosa
C.itosakura
C.incisa
C.apetala
C.companulata
C.maximowiczii
C.pseudocerasus
C.avium
不明


 Prunus pseudo-cerasus Lindley in Trans.Hort.Soc.Lond.6:90(1826)


文・撮影:藤原 このはなさくや図鑑〜第1集-P21、第2集-P10

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