このはなさくや図鑑 〜美しい日本の桜〜

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種名または品種、栽培品種名
Cerasus serrulata ‘Kirin’
キリン
麒 麟

葉化した雌しべがある。開花が進むにつれ色が薄くなる。
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花床筒は漏斗形
萼片は卵状三角形で鋸歯がある。

<花の色>
 紅紫色「9704」
<花弁の枚数>
 20枚〜40枚
<花の形>
 八重咲き 大輪
<花の時期>表記のない場合は近畿基準
 4月中旬
<特徴・来歴>
 荒川堤から広がった栽培品種です。
花はカンザンとよく似ていることから、両種はよく混同されています。両種を区別する方法の一つに萼片の鋸歯の有無があります。
 私はキリンという栽培品種を数多く見ましたが、萼片にあきらに鋸歯のあるタイプは少ないようです。樹幹の見た目や樹形などは明らかに違いがあります。



<成立に関係しているサクラ(種)>
C.jamasakura
C.sargentii
C.leveilleana
C.speciosa
C.itosakura
C.incisa
C.apetala
C.companulata
C.maximowiczii
C.pseudocerasus
C.avium
不明


文・撮影:藤原 このはなさくや図鑑〜美しい日本の桜〜
桜樹学・桜の世界3 栽培品種編U P91-92

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