このはなさくや図鑑 〜美しい日本の桜〜

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種名または品種、栽培品種名
Cerasus itosakura ‘Uenoshirayuki-shidare’
ウエノシラユキシダレ
上野白雪枝垂

 白色、半平開形の花
花床筒は筒状壺形
萼片は卵状三角形で縁は全縁
東京都、上野恩賜公園にある原木

<花の色>
 白色「9501」
<花弁の枚数>
 5枚
<花の形>
 一重咲き 小輪
<花の時期>表記のない場合は近畿基準
 3月中旬〜下旬(東京都)
<特徴・来歴>
 原木は東京都台東区・都立上野恩賜公園にあります。シダレザクラの中でも白花の花を咲かせる品種です。(公財)日本花の会、田中秀明氏によって、新品種として報告され、同会の桜の品種認定制度によって認定されたサクラです。
白く可憐に咲く花を降り落ちる「白雪」に見立てその名が付けられました。
 形質は、普及しているシダレザクラとほとんど変りませんが、白い花を咲かせる点がこの品種の特徴となっています。
 原木の樹勢が思わしくなく、周辺樹木の被圧対策など周辺環境の改善と後継樹の育成が望まれます。


<成立に関係しているサクラ(種)>
C.jamasakura
C.sargentii
C.leveilleana
C.speciosa
C.itosakura
C.incisa
C.apetala
C.companulata
C.maximowiczii
C.pseudocerasus
C.avium
不明

文・撮影:藤原 このはなさくや図鑑〜美しい日本の桜〜
桜樹学・桜の世界3 栽培品種編U P14

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