このはなさくや図鑑 〜美しい日本の桜〜

桜の名前から ↑

種名または品種、栽培品種名
Cerasus serrulata ‘Imose’
イモセ
妹背・平野妹背

京都、平野神社にある桜。雌しべが2本ある花と段咲きになっている花
段咲きの花、中心からに見えている 花床筒は漏斗型〜鐘形
萼片は披針形で副萼片がある

<花の色>
 紫紅色「9203」
<花弁の枚数>
 25枚〜30枚、30〜50枚
<花の形>
 八重咲き・菊咲きに近いものもある(段咲き)。 大輪
<花の時期>表記のない場合は近畿基準
 4月中旬〜下旬
<特徴・来歴>
 京都平野神社にある桜です。雌しべが2本あり、結実するとふたつの果実がつくことから、イモセの名が付いたと言われています。
 ひとつのイモセから、様々な花の形が鑑賞できます。八重・菊咲きに近いもの、段咲きになるものなどがあります。不思議な桜があるものです。まさに珍花。
 それらのイモセを全てイモセとする場合と段咲きがあるものなどをイモセの異形として区分する場合があります。
  同じような咲き方をするものには揖斐川の二度桜があります。


<成立に関係しているサクラ(種)>
C.jamasakura
C.sargentii
C.leveilleana
C.speciosa
C.itosakura
C.incisa
C.apetala
C.companulata
C.maximowiczii
C.pseudocerasus
C.avium
不明


文・撮影:藤原 このはなさくや図鑑〜美しい日本の桜〜第1集-P85

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