このはなさくや図鑑 〜美しい日本の桜〜

桜の名前から ↑

種名または品種、栽培品種名
Cerasus ‘Itokomuro-zakura’
イトウコムロザクラ
伊東小室桜

早春に咲く、大きく、丸い花弁が特徴
no image
花床筒は筒状鐘形
萼片は舟底で卵状三角形

<花の色>
 淡紅紫色「9702」
<花弁の枚数>
 5枚
<花の形>
 一重咲き 中輪
<花の時期>表記のない場合は近畿基準
 2月下旬〜3月上旬 静岡県伊東市基準
<特徴・来歴>
 カンヒザクラの形質がうかがえます。
 開花当初、カワヅザクラに比べやや色が薄く、花弁が大きいのが特徴です。
 伊東市小室山において、萩原直義氏が1988年に発見した桜です。2008年当地の名をとって「伊東小室桜」と名づけられました。
 同桜は、伊東市内、小室山公園などで植栽されています。その地で誕生したオリジナルの桜による名所づくりの事例といえます。


<成立に関係しているサクラ(種)>
C.jamasakura
C.sargentii
C.leveilleana
C.speciosa
C.itosakura
C.incisa
C.apetala
C.companulata
C.maximowiczii
C.pseudocerasus
C.avium
不明


文・撮影:藤原 このはなさくや図鑑〜美しい日本の桜〜第2集-P129

このページへの直接のリンクを禁止します。