このはなさくや図鑑 〜美しい日本の桜〜

桜の名前から ↑

種名または品種、栽培品種名
Cerasus serrulata ‘Hisakura’
イチヨウ
一 葉

代表的な里桜、性質も強健で大きく育つ
花床筒は漏斗形
萼片は広卵状三角形
名の由来となる葉化した雌しべ

<花の色>
 淡紅白色「9501」
<花弁の枚数>
 20枚〜30枚
<花の形>
 八重咲き 大輪
<花の時期>表記のない場合は近畿基準
 4月中旬
<特徴・来歴>
 東京の荒川堤にあった品種です。葉化した雌しべが一本だけつきでて見えるので一葉と呼ばれています。江戸時代から関東を中心に広く植栽されていた里桜です。関西では見られません。
 サトザクラの中でも大きく成長するため、大きな株に出会った瞬間はおもわず時を忘れその優雅な容姿に見とれてしまいますね。


<成立に関係しているサクラ(種)>
C.jamasakura
C.sargentii
C.leveilleana
C.speciosa
C.itosakura
C.incisa
C.apetala
C.companulata
C.maximowiczii
C.pseudocerasus
C.avium
不明


文・撮影:藤原 このはなさくや図鑑〜美しい日本の桜〜第1集-P29

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