まえがき
気がつけば3年間のマラソンのようなプリパライフ、完走していました。
作者は1児の親です。うちの子は生まれつき筋肉や関節が柔らかく、なかなか歩けない子でした。
で、子供がまだベビーカーに乗っていた頃、デパートの子供服のあるフロアでエレベータを待っていた時、エレベータの近くで小学生くらいの女の子がプリパラをしていて、たまたま、それを見たうちの子が興味津々だったので、エレベータをスルーして、曲が終わるまで見ていました。
何かのご褒美に、一度プレイさせてやってもいいかな、くらいの感覚で記憶に留めたのが運のツキでした。職場近くに昼間あまり目につかないゲームコーナーがあり、プリパラがあったので、テストプレイしてみたら…ハマリました。(笑)
もともと、若い頃に音ゲーの「ポップンミュージック」にハマってたり、「仮面ライダー」のフィギュア改造サイトを作る片手間に、組み換えコーディネートフィギュアの「ピンキーストリート」の服の改造コーデ集を作ったりした実績があるところに、2択でダブり回避できるコーデ+音ゲーとくれば、そりゃまぁ、ハマるわ。
とはいえ、大型の女児向け筐体なので、ちょっと恥ずかしかったので、せめて、マイキャラをデビューできるまでは育てて、子供と一度一緒にプレイすればいいか、ということで、隙を見てボチボチとやり始めました。
デビュー昇格にリーチがかかった翌日、丁度、子供を土曜の朝イチで耳鼻科に連れて行き、きちんと診察できたので、ご褒美をする機会ができました。実家近くのショッピングセンターの屋上遊園地に連れて行ったところ、なんと閉館。仕方なく、ゲームコーナーで「レッツゴーサファリ」という、車型の筐体に乗って動物のビデオを見るやつに乗せたんですが、その時、その隣にプリパラがあったので、一緒にプレイしたところ、大喜び。
ただ、自分のマイキャラはバックダンサーなのでデビューは足ふみ。とはいえ、月に1回くらいは一緒にプレイするか…と、またボチボチプレイを続けました。そして、デビュー、初のコーデコンプ(一部色違いパーツだったけれど)を達成したので、一旦自分もプレイをお休みにしたたのですが、子供の歩行リハビリで病院で待っている間に、親は入室しないため、近くのイオンモールにお茶しに行った時に、カエルちゃんコーデのプロモ配布を見て、また戦線復帰…
そして、ある時ついにプレイ中に別の人に遭遇…そして、トモチケ交換を持ちかけられました。ものすごくドキドキしました。それ以来、何人ものプレイヤーさんとトモチケ交換をし、中には何度かお会いして、子供ともトモチケ交換してくれた方もいます。
このように、絆が増えれば増えるほど、止め時を見失っていきました。子供が飽きて「妖怪ウォッチ」に移行しても、100均でまとめ買いしたトレカファイルを埋めるまで…とやり続け、気がつけば3年。今では子供も無事、歩いて幼稚園に通えるようになりました。
ちょうど、筐体の神シリーズ終了と同時に、異動で転勤の予定だったので、そこで一区切りつけようと今までのプリチケを見返して、これ、一応マイキャラの成長記録になってるな…と思い、小説仕立てのリプレイ記録みたいなのを作ろうかな…と思いついて作ったものが、この作品です。だから、他人のマイキャラちゃんとの会話はプレイヤー同士の会話をもとにしています。
一部、何日分かのプレイを一日の出来事にしたり、プレイヤーさんとの会話を本当はもっと後で話をしたけど、交換ボードで始めて使った時のことにしたり、ロゼットパクトのジュルル(仮)の名前が成長前から判っていたり、ストーリーの展開上、若干の脚色はしています。
一応、アニメも映画も3DSもプリパズもチェックして、出来るだけ矛盾しないように作ったつもりですが、幸い、パラレルワールドが無数にある設定の作品なので、その中の一つだと思ってお楽しみいただければと思います。
これを読んでくださった方が、ああ、こんな事自分も経験したな、とか、適当な暇つぶしになった、と思っていただければ幸いです。
個人情報保護とかいろいろ考えて、他のプレイヤーさんのマイキャラちゃんたちの名前は一切出さないようにしています。プリチケもところどころ黒塗りの箇所がありますが、ご了承願います。あと、前作(プリティーリズム)とか、物理的に隣にあった筐体のゲームとか、他作品のキャラについては極力知らなくても問題ない範囲で出てきます。
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