小学時代
妹の受難
自分は2人兄妹で、3つ下の妹がいる。これはその妹が家族とは思えないような、強烈な受難を家族内から受けた話である。
妹は「有希」と書く、生まれた頃から「ユッキ」と言ったカンジで呼ばれてきたのだが、そのユッキが保育園に入園する直前ぐらいのある
日、父の兄、要するに自分たちの伯父が遊びにきた。その時に初めて自分の名前の漢字表記を教えてもらった、「『にしだまなぶ』は『西
田学』だよ。」「『にしだゆうき』は『西田有希』だよ。」・・・その時、家族全員が凍りついた。「ゆうき・・・!?」
家族全員、まさにその時まで妹のことを「ゆき」だと思ってた・・・勿論、名前をつけたのは父と母である。
前記した通り、その時は保育園に入る直前だった、故に名札もできていた。しかも、保育園であったので名札は平仮名で記載されてる。
当然、スグに直したようだった。ちなみに、この事実が発覚した直後ぐらいは、呼び方を「ゆうき」と呼ぼうとしたのだが、結局定着せずそ
の後もずっと「ユッキ」と呼ばれることになる。
アミダの怪
小学校の週1のクラブ。他の小学校はどうだかよくわからないが、自分が通ってた小学校では前期・後期の初めごとに各クラスでどの
クラブがいいかを選ぶ。前期はスポーツ系、後期は将棋等の室内系と大別されていたので、多分夏の終わりぐらいだったと思う。
6年生の前期、自分は卓球クラブを選択、あまり倍率も高くなかったためにこの卓球にすんなり決まった。後になって分かったんだが、
その卓球クラブには男子が自分しかいなかった。とまあ、それは今回の話にはまったく関係はない。問題はその女子率の高さよりもクラ
ブを担当してた先生・・・
前期が終わる最後のクラブは団体トーナメント戦。その前の週にトーナメントの組み合わせを決めていた。ポツポツと決まってた中、よ
くは覚えてないが、その過程の中であるチームとシード権を争った時のことは鮮明に覚えている。先生が「あみだくじで決める」と言った。
@クジを引くのは2チーム
Aクジはアミダクジ
・・・・・・確かに手元は隠していたけど・・・マジックの音が・・・・・・
キュ〜〜〜〜〜〜ッ
キュ〜〜〜〜〜〜ッ
キュッ
キュッ
キュッ
キュッ
キュッ
キュッ
・・・こうなってるのバレバレ・・・
キュ〜〜〜〜〜〜ッ=縦の線
キュッ=横の線
A
B
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「じゃあ俺A〜〜〜!!!」(アミダ真ん中を先生が隠してある中、さも適当に選んだかのように先手必勝)