「んんっ!」

いやいやと言うように首を振り、涙を溜めた瞳でじっと見上げてくる三成に
深い口付けを落としながら、その滑やかな肌を撫で回す

「ひっ、ああっ!」

ぬるぬると先走りが滴り、甘く高い嬌声が響く

体と同じで細めの雄を握り込み、亀頭を引っ掻いてやれば、
三成は涙を零しながら体を震わせ性を放った

「三成、入れていいか?」

荒い息を吐く三成に興奮が高まっていくのが分かる

「はっ、はぁっ、…好きにしろと言った筈だ」

ぼんやりと余韻に浸った顔は妖艶で、
どうしようもなく愛しいと、壊したいと、美しいと、儚いと、愛していると思った

三成の細い足を広げ、あらわになった穴に口付ける

「…っ、ん!」

ひくひくと疼く穴を押し広げるように舌をねじ込ませ、
熱く蠢く体内を蹂躙する

「ぅあっ、はっ!」

直ぐに柔らかく解れる穴に、今まで重ねた情事を思い返す

初めて交わった時には、痛みと異物感で顔を歪めるばかりだった三成が、
今ではいじましくもいやらしく乱れ、時には煽るような言葉まで吐く
大胆に激しく、恥じらい控えめに、無意識に欲を高める仕草に、
言動に、体だけでなく心まで揺さぶられる

「可愛いな、三成」

「っ、そういうことを言うなっ、んっ!」

布団を掴み、快感に身悶えながら、必死に三成が睨んでくる

「…煽るのが上手くなったなぁ
ワシはもう我慢出来んぞ」

「煽ってなど、いない!」

「無意識に煽ってるんだよ
…すまない、もう入れるぞ」

「…っ、ふあぁっ!ん、家康っ!あっ!」

己の高ぶった熱を三成の穴に突き刺し、がくがくと欲望のままに揺さぶった

「ん゛っ、あぁん!いえ、やすっ!」

熱に浮かされた瞳が絡み合い、三成が名を呼びながらしがみ付いてくる
さらさらと揺れる髪を綺麗だと思いながら、律動を早めていく

「三成っ、あまり締めるな…
これじゃ、すぐ達してしまう」

「っ!あっ、イけば、いいっ!」

きつく目を閉じた三成は、そう言うと更に穴を締め付け、足を絡ませてくる
仰け反った白い首に口付けながら、律動を繰り返し三成を抱き締める

「だから、そう可愛いことを言わないでくれっ」

その欲情した艶美な顔で見つめられただけでも熱が爆発してしまいそうだというのに、
三成は何も知らないような顔で熱を、欲を高めるのだ

「んっ、そこばかり、擦るなっ!」

自分ばかり煽られ高められるのは癪なので、三成の弱いところを攻めてやれば
達してしまうのを懸命にこらえるように拳を握り、高く掠れた声を上げる

「い、家康っ!そこっ、も、無理だぁっ!」

目尻には涙が、口端には唾液が零れ、三成の顔を汚す

だがそれすらも三成を引き立てるようで、
より一層の色香が香り立つのを見た気がした

「っ、いいぞ、三成っ」

「んあぁっ、いえ、やすっ!」

乱れる三成に感化されるよう自分の欲ももう限界に近い

ぎゅうぎゅうと締め付けてくる三成を抱き締めたまま、
良い所を激しく突いてやれば背に爪を立て、肩口に噛み付いてくる

「イくっ!家康っ、んぅっ…!」

「ああ…、ワシもだ、三成っ!」

噛み付くように口付け、舌を絡め合いながら、
三成の性が腹にかかるのを感じながら三成の中に自分の性を注ぎ込んだ




後処理を終え、一つの布団で抱き合い話している内に、
気付けば安らかな寝息を立てていた三成を起こさないようにぎゅっと抱き締める

「…愛している、三成」

その言葉に答えるように、夜着を掴んだ三成の手が離れることは無い

本当にどこまでワシを虜にすれば気が済むんだ、と思いながら、
手触りの良い髪を撫でてやれば、甘えるように擦り寄ってくる三成に自然と頬が弛んだ

「…おやすみ」

離れないようにしっかりと三成を抱き締めたままそっと目を閉じる

自分よりも低い三成の体温を感じながら、幸せを噛み締めた






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