REXONのベルトサンダーが廃盤になっていなければそれを購入したのに、おかげでこのような作品を作ってしまいました。いずれにしてもREXON製品全て廃盤みたいですが、どうしたのでしょう?どなたかREXONの小型ベルトサンダーに変わる製品ご存知でしたらお教えください。
板を接いで幅広にしたり、棚を作ったりするうえで材料の直角は大変重要です。手押しカンナ盤を購入すれば簡単に出来ますが、まずは自作してみることにしました。
これまで糸鋸で作成した作品は、左の図のようにベルトサンダーで表面を研磨してからホビールーターで面取りしていましたが、なかなかきれいに仕上がりません。また、糸鋸作品を2次元から3次元にできないかと悩んでいました。 | |
そんな時、「のほほん木工房」さんの作成しておられたサンダーを見てこれだと思い作成しました。作成方法などは「のほほん木工房」さんのページをご覧になったほうがわかりやすくかつ、楽しいと思いますが、要するに、作りたいベルトの幅分の木を円に切り、ベルトが逃げないようにそれより大きい円を両サイドにつけ、中心にボルトを通して、電動ドリルにつけます。同じものをもう一つ作り台座に固定し、手持ちのベルトサンダー用のペーパーを細く切って、はめ込んで出来上がりです。 | |
これだと作品にサンダーがたわんで接するので丸く削ることができます。ただし、研磨力が強いので、作品の削りすぎと、安全(指を削る)に注意しながら行います。 | |
写真がボケていますが、だいぶ丸くなってきました。ここまで削るには手作業だとかなりの労力を要しますが、これだとあっという間です。 | |
最後はやはり手作業になりますがかなり3Dに近づいてきたと思いません?後は慣れが必要かも?ちなみにこの物体は「モグラ」です。オイルを塗ってお化粧直ししてからそのうち公開します。 |
Copyrigh (c) 2008.2,Boo
購入してから今まであまり使用頻度のなかった電気カンナ(リョービマイカンナ)を使用します。 | |
テーブルにはフローリング材の端材を利用しました。カンナの出っ張り部分がきっちり入るように糸鋸で窓抜きをし、カンナを横たえ、カンナに元々開いていたジグを通す穴を利用し、ボルトで固定、ハンドル部分には写真のように、2本のボルトを通しました。 | |
端材を用い、ハンドル固定用の部品を作成しました。穴は没と2本を貫通するようにバカ穴を開け、中央にはハンドルの形状を糸鋸で挽きました。 | |
ボルト2本の中央部に穴を開け、鬼目ナットを仕込みます。板の裏側からシフトノブをねじ込み、ハンドル固定用部品を持ち上げることで。カンナの切削面をフローリング材と垂直になるよう調整するためです。シフトノブの先端があたる部分には一文字金具を切って取り付け、補強しました。 | |
フローリング材に2×4で足を付けます。写真のように、フローリング材の幅が少し狭かったので、1×4を平行に取り付けて広げました。 | |
横から見た写真です。フローリング材より厚みがあるので、足をバンドソーで少し切り、面一になるようにしました。目違いもなくうまくいきました。 | |
さて、全ての部品が揃ったので、取り付けです。 | |
写真のようになります。 | |
直角を合わせます。 | |
カンナのハンドル固定部品の丁度真下に取り付けたシフトノブを回し直角になるように調整します。 | |
ついてに集塵機も取り付けられるように改良しました。黒い部品は、純正の集塵機取り付け用アダプター、これに集塵機のホースが接続できないので塩ビの段継ぎ手を用意しました | |
アダプターを切りくずの排出口に取り付け、段継ぎ手を差し込み、集塵ホースをつないで完成です。 | |
試してみます。特に問題はありませんが、安全第一の(怖がりの)私としては、超高速で回転する切削歯が目の前にあるのは、恐ろしいです。使用頻度を高め、緻密な木工をしていくためには安全面で何か対策が必要です。 | |
しかし、直角はきれいに出ました。 |
(2008.2)