工具箱

糸鋸で透かし挽き(材料に穴を開けてそこから糸鋸歯を通して切るきり方)する際、糸鋸歯の挟み代の厚みは1.5mmあり、少々目立ってしまいます。この糸鋸歯の挟み代の厚みを1.0mmくらいにすれば、どこから挽いたか、分からなくなります。そこで糸鋸歯の挟み代削りジグを作ってみました

用意するもの、蝶ネジ(今回は4mm)、L字金具2枚、適当な木っ端2つ、200mmX60mmのコンパネ1枚。
まず木っ端の中心に糸鋸で深さ約0.5mmの筋をつけます、この際は糸鋸の前後左右に傾きがないか注意して調整してから行います。
もう一方の木っ端にL字金具を写真の様に2枚重ねて取り付けます。このときL字金具の一番上のネジ穴の上側が筋をつけた木っ端と同じ高さになるようにします。
いきなり出来上がりですが、コンパネの中心線にを引き、溝をつけた木っ端は溝が中心線を通るように、L字金具のほうは重なった金具の中心が線を通るように取り付けます。写真ではさらにコンパネ下部に作業台に引っ掛ける用の角棒も取り付けました。
糸鋸歯を、上端が溝に入るようにセッティングし、下端を蝶ネジで挟んで固定し金工やすりで削ります。
挽き比べてみました。明らかに違います。1.0mmは挽きはじめがどこか分かりません。ヤッホー!

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