テンペラとは、イタリア語で「混ぜ合わせる」という意味です。
テンペラ画とは、おもに卵と顔料を混ぜた絵具で描いた絵画のことなのです。
テンペラ画は、色が明るく、美しい光沢のある画面が特徴です。
絵具を溶くにはおもに黄身を使い、白身は金箔などを貼る接着剤としても使いました。
北方ルネサンスの金箔などを使ったつくりもテンペラ画の特徴です。
≪テンペラ絵具のつくりかた≫
1.卵を割ります。. .
2.白身と黄身を別々の器に分けます。. .
3.黄身に水を少し加え、水で練った顔料を入れてまぜます。.
― 「まんが西洋美術史」 監修:高階秀爾 (美術出版社) ―