１５１０年完成　ラファエッロ２７歳
　


教皇ユリウス�U世はラファエッロに命じて、自分の書斎に人類の智と徳のすべてを描かせました。
【アテネ学堂】には、古代の学者がルネサンス期の人々をモデルにして描かれています。
プラトンはレオナルド・ダ・ビンチ、ヘラクレスはミケランジェロ、エウクレイデスはブラマンテ。
ラファエロ自身も画面の右端に登場しています。

―　「まんが西洋美術史」　監修：高階秀爾（美術出版社）より　―


ローマ教皇が書斎にキリスト教の絵画ではなく、
古代ギリシヤの哲学者を描かせたことに
ルネサンスの精神【文芸復興】が顕著に見られます。
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ラファエッロの破綻のない完璧なまでの線描。
知性や精神性が現れています。
感情に訴える「色彩」はトーンを淡くすることで抑えています。
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ART TRIP 世界の美術の旅９ 【ローマ物語】　（世界文化社）より