第2四半期の最終月である長月を迎えました。業績が気になるところですが、皆様にはいかがお過ごしでしょうか。
さて、大方の予想通りというべきなのでしょうか。永年にわたって日本の政治を担ってきた自民党が下野することになり、実務に対してはそんなに期待されていない模様の民主党が政権に就くことになりました。主権者たる国民は、「とにかく変えよう!」という一言に尽きるようです。消極的なのか積極的選択であるのかは論の分かつところです。ただ、外信をかい摘んでみると、「ようやく民主主義の正統な形が根付いてきた」と評価しているところもあります。
由につけあしきにつけ、日本人全体を俯瞰的に論評されることはめずらしいのですが、今後の私たちがすべきことに大きな関心があることは間違いないようです。果たしてそれらに応えることができるのか、主権者としての在り様を問われている気がしてなりません。皆様にはいかがでしょうか。
ところで、先月には「かなり難しい案件」のことをお知らせしました。弊社においては、かなり突っ込んだ取り組みをさせていただきましたが、現状はペンディングとなっています。というより、新たな案件に取って代わってしまったと言うべきなのでしょうか。入れ込んでいただけに、あまりに淡白な様子は何ともコメントのしようがありませんが、続いて提示された案件も一筋縄では行かない内容です。
表面抵抗率が10の9乗Ωで耐熱温度が90℃程度必要。加えて製品色が白色という簡単なのか難しいのか理解に苦しむものです。もちろん再優先事項は低価格です。あちらを立てればこちらが立たずで「一体どないせぇ〜」と思うのですが、お客様がお望みのことには『できません』と申し上げにくいので、とにかく問題点の根本である原料の手当てに狂奔することにしました。名だたる原料メーカーはもとより、コンパウンド屋さんにもシツコク食い下がってみると、「無いことはない」のです。ただ、弊社にとっては全く経験のない原料ばかりですので、果たして要求水準を満たす製品に成形できるのかが大きな課題であります。
しかし、弊社のような企業に案件を振り向けてくださるお客様には、かえって頭が下がります。そのためにも『 粘・技奉・Up 』で全力投球する所存です。来月のご報告も、どうか楽しみにお待ちくださいませ。
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