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粘 技奉 Up !

伴化成では、プラスチック精密射出成形での「ものづくり」には、頑固なまでのこだわりを持って取り組んでいます。
成形機が7台しかないのに、フッ素やスーパーエンプラの取り扱い原料が40数種類に上っています。

困難には粘り強く向き合い、弛まぬ技術の向上に精進し、お客様のご要望には奉仕の精神を持ってお応えすること

“ Never give up ! ” に倣い
このように決意しています。
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2012年3月2日(金)
新たな決意

早春の頃となりました。まだまだ寒い日々が続いておりますが、皆様にはいかがお過ごしでしょうか。わが家では娘が中学校に入学してから2年ほど飾っていないひな人形も押入れからそろそろ出してほしいと言っているかもしれません。

3月と言えば決算期ですが、今期は東日本大震災や、円高により大企業でもあまり良い決算とはなっていないようです。それに比べれば弊社は大健闘と言えるかもしれませんが、最後まで目標の売上に近づけるようにがんばるつもりです。

さて先月のインターネプコンに出展したことで、展示会にお立寄り頂いた会社から新しい案件を頂きました。非常に挑戦しがいのある製品で、とりあえず図面を書いて提案させてもらいました。そうすると相手先からモデリングのお見積りの話があり、前にお世話になっている知人から紹介頂いたモデリング会社を思い出して、お見積りをお願いしました。これからの展開に期待しているところです。

また展示会に出展した『微細樹脂トレイ』と『φ100300μ×2o の9円柱孔』をキッカケに、より難度の高い案件がくるようになりました。弊社のものづくりに対する熱意が少しでも展示会に出ることでアピール出来たのかと喜んでおりますが、褌を締め直して一層技術の向上をめざして取り組んでいかなければと、改めて決意している次第です。

来期もよろしくお願い申し上げます。

2012年3月2日(金)
シリーズ 苦労しまんな〜!
 第27回 原料(PFA)

今月は、PFAについて取り上げます。

PFAの正式名称は「テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体」です。長所としては、射出成形する樹脂の中では最も耐薬品性に優れていることです。

欠点としては、収縮が大きいため寸法精度が出し難い点と、ガスによって金型が腐食する点です。

一般的な成形条件は、金型温度が160℃ぐらいで、樹脂温度も前部で360℃〜380℃ぐらいの設定です。

PFAは、成形する樹脂温度のままホッタラカシにしておくと熱分解によるコンダミが発生します。そのために、成形機の始業時と終了時には特に注意が必要です。また、金型は腐食し難い材質を選択するか、あるいはメッキ処理をお奨めします。

ご参照いただけましたか。日々精進。「 粘・技奉・Up NEVER GIVE UP !」です。

来月は、LCPについて述べてみたいと思います。

 

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