今月は、PFAについて取り上げます。
PFAの正式名称は「テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体」です。長所としては、射出成形する樹脂の中では最も耐薬品性に優れていることです。
欠点としては、収縮が大きいため寸法精度が出し難い点と、ガスによって金型が腐食する点です。
一般的な成形条件は、金型温度が160℃ぐらいで、樹脂温度も前部で360℃〜380℃ぐらいの設定です。
PFAは、成形する樹脂温度のままホッタラカシにしておくと熱分解によるコンダミが発生します。そのために、成形機の始業時と終了時には特に注意が必要です。また、金型は腐食し難い材質を選択するか、あるいはメッキ処理をお奨めします。
ご参照いただけましたか。日々精進。「 粘・技奉・Up NEVER GIVE UP !」です。
来月は、LCPについて述べてみたいと思います。
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