謹んで新春のお慶びを申し上げます
旧年中は格別のご厚情を頂戴し、心より厚く御礼申し上げます。
十二支の中で唯一、伝説上の生物である辰年を迎えました。お釈迦さまにご挨拶をしたことは間違いがないようですが、採用された理由は定かではありません。もしかして「竜虎相搏つ」を期待されたのでしょうか。
そういえば、米国に加えてロシアや中国の三大国では、今年は大統領や首相、そして主席が選ばれます。もちろんフランスや台湾に韓国、民衆蜂起によって政権が転覆した国々においても同様です。もしかすると、わが国でも衆議院議員選挙が行われ、首相が変わるかもしれません。いずれにしても、世界の政治が大きく動くのは間違いがないようです。ただ、お釈迦様が望まれたような構図(?)になるのかどうかは別としてですが。
ところで、世の中には伏竜鳳雛が数多いらっしゃいます。しかしながら、たまたまチャンスに巡り合えていないだけではなく、決して既得権益を手放そうとはしない抵抗勢力が、渾身の力を振り絞って潰しているかのようにも思えます。その逆鱗に触れた様子が、IT通信を駆使した若者たちの集団行動なのでしょう。「1%が99%を搾取している」は、傍若無人な経済のグローバリゼーション化に対するスローガンとしては、最も当を得ているのかもしれませんね。
さて、国を担おうとする大統領や首相は「混沌の深淵に臨むがごとし」から逃れ得ないでしょうが、決して竜生九子不成竜とはなって欲しくないと願います。そのためには、「勇気ある愛」と「献身の愛」によって固く結ばれていた「りゅうのめのなみだ」の主人公とのような関係を、世界中の人々とともに築き上げていくことを望みます。荒ぶれることなく、そして極めて慎重に取り組み、画竜点睛を欠かないように願うばかりです。
さて弊社においても、新たな人中の竜に出会えるように、奮闘努力に励みたいと存じます。本年も倍旧のご指導とご鞭撻のほどを、何卒よろしくお願い申し上げます。
皆様のご健康とご多幸を、そして益々のご活躍をお祈り申し上げます。
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