年の瀬の師走を迎えました。いよいよ、今年も残すところあと僅かです。
朝鮮半島における停戦協定が破棄されるかもしれない事態です。原子力空母を象徴として、米国が関係国への牽制を強化していますが、わが国が巻き込まれないことを願うばかりです。もう少し他のことで競い合うということができないのかと、素人ながらに思いを巡らせています。何とも波乱含みで先行きの景気が見通せない中、皆様にはいかがお過ごしでしょうか。
さて、お知らせしていました「中小企業総合展 2010 in Tokyo 」において、先月の10日から12日までの3日間、生まれて初めての出展に携わってまいりました。研修目的とネタ探しを兼ねて、まったく第三者的に訪れることはありました。しかし、まさか自分が主人公になろうとは青天の霹靂と言わざるを得ません。ただ、ウワサによると、結構サマになっていたそうです。
製造業でご来場の方々を俯瞰してみますと、おおむね中程度の企業の方が多く、製品供給ができる下請けをお探しのように感じました。一方、外国からのお客様は少ないようで、「一衣帯水を目指すべき東アジアの方々はブランド志向か!」と、ちょっとイジケタ思いを抱きました。あえて中小企業と銘打つと、関心も低くなるのかもしれませんね。
上に掲載しています写真が、弊社の『「できるわけがない?」を打ち破った究極のプラスチック成形!』です。店頭においては、同業の方々からシビアなご質問を浴びせられたものの、結構タマゲていただきました。ただ、最終的には「金型を見たい」に行き着くのが専らで、実際の成形技術をご評価いただけているようには感じられず、非常に悔しいのがホンネのところです。
11日には、「販路ナビゲーター」という方々に対して、直接売り込める機会をいただきました。20数名を前にした15分間のプレゼンは、緊張で脂汗タラタラ。昔のテレビ番組「スター誕生」に出場し、プロダクションを前にして歌っていた出場者はこんな気持であったのかなと、妙な感慨を抱きました。それでも、お一人からオファーをいただけたのは、「合格〜!」なのかもしれません。
この度の出展は、「どれくらいの、どのような技術を弊社が駆使できるのか」をご理解いただくことを主眼にしました。本当に一部ではありますが、その目的は果たすことができたように思います。プラスチック成形における成否は、大部分を金型が占めているのかもしれません。ただ、その金型を生かすも殺すも、成形技術を駆使する者の腕次第であることも、お認めいただきたいと存じます。プラスチック成形は奥深いものだと信じています。これからも全身に生気を漲らせて、自らが課す研鑚に邁進する所存です。
最後になりましたが、わざわざのご足労を賜りました関係各位の皆様には、心より厚く御礼を申し上げます。加えて、出展製品の見本が必要な方は、どうかメールでお申し込みください。
本年のご厚情とご高配に深謝し、来年も何卒よろしくお願い申し上げます。
|