SPEAKERS

<Ampex 8inch>

AMPEXでは自社でユニット作っておらず、ALTEC,JBL、 EVといったメーカーからのOEM供給ですが、BaseのユニットにAMPEX流の改善をして調達していたようです。 すべてのユニットでマグネットはアルニコを使用してたようです。
今回のものは、供給もとのOEMは今のところ分かっていませんが、多分ALTECの403(アルニコ版をベースにしたもの)だと思います。 以前見たものは、色も塗ってないし、フレームの穴の形状もちがうものでしたが、こんな形の403Aも見たことがあります。 このユニット自体の型番も分かりません。


軽いコーン紙で、応答速度は速そうです。 多くのこの頃US製の8インチでは中域重視のようですが、これはより非常に軽やかに弾む感じがして、また抜けのいい音がします。  自分で聴いたことはなかったので、はっきりとは確認できませんが、AMPEXの箱に入ったスピーカー・システムでは同様な音の傾向のようです。 箱は大きいほうがいいかもしれませんが、とりあえず、755Eをはずして、ミニ銀箱に入れています。 755Eよりも帯域は広く、軽く弾む感じがします、またベタベタ感もまったくありません。 そこそこ色々なソースを鳴らしてくれそうです。 アルテック・トーンとは違う世界が開けます。
色々試した結果は、とてもセンシティブな面のあるスピーカーのようです。 アンプによって、表情が変わるんですが、相性の良くないアンプでは、まったくと言っていいほどうまく鳴ってくれません。 同じアンプでも、真空管の違いでかなり違ってきます。
仕様: 20cm フルレンジ・スピーカー
入力インピーダンス: 16オーム
出力音圧レベル: 93dB位




ミニ銀箱にマウントしてみました。 
ベースのユニットのALTEC 403A。 マグネットのところと色が違いますが、フレームの形状は同じです、でもかなり音の出方が違います・・。 少し鳴らした感じではまだ本当の音は出ていないと思いますが、弦もあまり硬い感じはなく、鳴らしこめば、もっと柔らかく鳴ってくれそうです。




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