SPEAKERS
<Field Type SP - ROMAR>

スピーカーでは、電気信号を物理信号に換えて音を出すための振動版を動かすために強力なマグネットを使っています。 ただ、通常使われている永久磁石といっても、好んで使っているような古いものは、何十年も経てば、磁力は衰えてきますので、再着磁したりしないと音の密度が薄まってきます。、磁石ではなく、古い時期に使われた電磁石を使ったタイプ(フィールドコイル型スピーカー)が衰えることがないので気になっていましたが、ドイツの小型のフィールド型スピーカーが見つかったので、入手しました。 あまり有名なメーカーのものではないですが、フィールド用の電源もついていたので、入門用としてはお手頃だったと思います。
音は厚みがあり、スピード感がありますので、モノラルにはとても良いです。


音の出方は英国のスピーカー、ローサーに似ています。 磁力の大きなユニットに共通で、スピード感はあり、澄んだ高音が出ますが、ますが、その分低音は出にくくなります。 20cm口径で、小型の後面開放箱なので、しょうがないかもしれません。
ローサーでは、ホーン・ロードをかけて低音を出していました。 そんなに低音の音量は期待していないので、とりあえずはこの箱のままで聞いています。 フィールド電源の電圧を調整したり、鳴らしこんでいたら、ずいぶん出てくるようになってきました。 あまり低い音が出ない、ギターとか、ヴァイオリン、また小さめな管楽器等はとてもいいですね。  また、ホーン型ツィーターなどで、高音を伸ばしたら、低音も締りが出て、音が聴きやすくなってきました。  限度はありますが、結構楽しめます。
現在は45シングル・アンプで鳴らしていますが、より厚みのある音を求めて、プッシュプル・アンプを設計中です。





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