SPEAKERS

No.1 <NS-1000MM>

言わずとしれた、ヤマハの名器NS−1000Mのミニチュア版。大きさは1/15くらいでしょうか。同一メーカーが作っていることもあり、細部までよく出来ています。外観だけでも、値段からすれば十分満足かな。オリジナルはべリリュ−ム製のハード・ドームを使ったツウィーターとスコーカーを使った3ウェイ方式。 ミニチュア版では、さすがにべリリュ−ムは使われずソフト・ドームを使った3ウェイ・スピーカーになっている。 オリジナルでもそうですが、3ウェイはバランスのとり方がとても難しく、どうしても中域が薄くなる中抜けのバランスになってしまいます。 音の感じはオリジナルによく似た感じでちょっと固めの中・高域の音がします。A級トランジスターのアンプとの組合せではちょっとうるさい感じで耳につくという印象を受けました。真空管アンプと組合わせて、中抜け感の補足と柔らかさを出していくことによって、小編成のJAZZやポップス系の音楽等に使えそうかなという印象を受けました。その後の継続使用により音がかなりこなれてきて、クラシックでもかなり雰囲気が出てきました。曲によってはトランジスタ・アンプの組合せより聴きやすい音になってきました。ただ、高音の厚みはなかなか出ないですね。 チェンバロとか小編成のバロックでいい感じになっています。
3ウェイ・スピーカー: 12cmウーファー、2.5cmドーム・スコーカー、2cmドーム・トゥィーター
入力インピーダンス: 6オーム
許容入力: 60W
出力音圧レベル: 85dB
寸法: 275x150x180  3.0Kg





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