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更新日 今日の独り言
11/16/2007 仕事のほうはいくつかのプロジェクトがやっと片付きはじめてきたので、久しぶりに休みをとってゆっくり音楽を聴いたり、映画を見て楽しんでいます。 構想がまとまったら、アンプも作り直したいと思います。
11/04/2007 涼しくなってきましたが、また空気の乾燥も進んできた感じがします。 音離れがいいというか、変な重たさを伴わない音が出てきます。 小出力のアンプを使っているので、この湿気の少なさによりスピーカーの動きが軽く、すっと音が離れてくれると楽ですよね。 振動系が重いとやっぱりパワーが必要になってきますので、パワー不足になってしまいますからね。
今日は特にワーフェデールでの再生を中心に楽しんでいましたが、前回245での再生で好印象があったのですが、今回は45でもかなり高域の同様な良さが出ていました。 それに加え、低域の締まりは45のほうがいいので、かなりバランス的にも良い鳴り方をしています。 チェロの再生ではもう少し厚みというか、太さが欲しい感じがしたので、パラレル・シングルにすれば、より好みの音になるかもしれません。 602D+45シングルも、いつもよりフワッとした柔らかさが出ているような感じがします。 刻印の出力管が効いているのかもしれません。 湿気の少ないこれからの季節が楽しみです。 この時期にアンプの改造ができるといいのですが・・。
JazzとBaroqueのCDのコーナーが大分まとまってきました。 ClassicのCDも色々そろってきたので、まとめ直さないといけないですね。 
10/28/2007 やっと帰国しました。 久しぶりにアンプに電源を入れ、今回入手したCDを次々とプレーヤーに載せポータブル・プレーヤーで聴いた音の感じが正しかったのかを確認する。 5つのシステムを次々に聞いていくが、久しぶりの音出しなので、最初はそれぞれ調子が出ません。 各システム2時間から3時間ほど音出しをすると、すぐに時間が経ってしまう。 やっぱりなれたシステムで聴くのはほっとします。 2日間で、やっと調子が出始めてきたかな・・。 ちょうど湿気が少なくなり乾いた空気で音も軽く出てくる感じがしてきましたし、これからが楽しみです。 45はちょっと雰囲気を変えたくて、真空管を替えてみる。 ステレオ・アンプはRCAの球からちょっと古めの刻印ものを使う。 メーカーは揃っていないが、見栄えはあまり気にしていないので、音さえ自分の好みになれば充分。 こちらは弦楽器等での更なる渋みを追及。 モノラルは最終的には「245」に変更予定ですが、まだ変更していないので、とりあえず新しめのNUの球にして、しばらく鳴らしてみましょう。 こちらは、ジャズをターゲット。
10/21/2007 まだ一週間帰れません。 そろそろゆっくり自分のシステムで音楽が聴きたくなりました。 今週も何かCDをと思ったのですが、土日も仕事で終わってから別の買い物に行ってしまいました。 持ってきたCDプレーヤーで聴くのもあまり長く聴く時間はありませんが、今日もこれでリラックスして我慢しております。
10/14/2007 まだ出張中です、3週連続でCDを買ってしまいました。 先週・今週は3枚づつですが・・。 今、ここで購買意欲が湧くのはCDくらいですので、しょうがないですね。 ジャズのCDが結構豊富な店ですので色々あるので、結構見るだけで楽しいです。 今回は安くなっているものを中心に買ってますが、まだ3枚です。 Classic/Baloqueで5枚、Croos−Overが2枚といったところですかね。 いつも言ってる店はもう少しClassicの種類が多いので、来週はそちらにも行ってみたいと思います。
09/30/2007 一ヶ月ほどの長期の出張中です。 出かける前に、計画中のアンプを1台でも作っておきたかったのですが、暑さが続いていたので結局製作は見合わせてしまいました。 使いたい部品が入手できなかったこともありますが・・。
最初の週末でCDは4枚ほど入手しました。 日本で出ているものが時々かなり安く入手できることがあります。 Great Jazz Trioや矢野沙織等のCDが日本では3000円近いのですが、こちらでは15300ウォン(60%くらい)で入手できるものがあります。 ジャズ系は安いですね。 Classicも一部は安いものがありますが、日本の廉価版ものは高く出ている場合があります。 DENONの1000円・1500円もの等は2万ウォンだったりします。  為替レートの変更後はかなり不利になっているので、割安感のあるもののみや、ここでしか売ってないものを入手しています。
09/02/2007 CV851アンプでの効果が大きかったので、45アンプでも以前気になっていた弦楽器での上ずった音が改善される可能性があるので、CA−01に接続してテストしてみました。 ついでに少し気になっていたカップリング・コンデンサーを替えてみました。 Rogersのような訳にはいきませんが、クラシックでもかなり鳴ってくれます。 CV851と比べるとその改善度(特に音の鮮やかさ、)は減少しますが、高域のヌケでは改善が見られ、欠点をかなり補ってくれています。 交流点火の45アンプではCV851に比べて鮮やかさがもともと表現されているので・・、そのあたりの改善度が少なく感じるのかもしれません。 また、情報量や躍動感も好ましい感じがアップしています。 しばらくこのままテストしたいと思います。 3A/109Bは引き続き設計を続けてみます。
09/01/2007 下記機器、CA−01という製品番号がついているライン・アンプです。 パネルは桜材、つまみは黒檀製です。 この和のテイストは好きですね。  実は山本音響工芸という知る人ぞ知るメーカーで作られています。 以前からこの木材を使ったデザイン等は好きで、一度ここのシャーシを使ってパワー・アンプを作りたいと思っていました。 ただ、値段のほうも優れものなので、不器用な自分が使ってはもったいないと思い、手を出さずにいました。 ここの45を使ったアンプ等の音は好きなので、いつかキットでも作りたいと思っていたところです。
このアンプ中身もなかなかユニークです。 メーカー製では珍しい直熱管を使ったプリ・アンプです。 WEの通信管101等を使っていつか作りたいとは思っていたのですが、ノイズ処理等難しいので挑戦せずにきたままになっていました。 直熱管を使った場合の良さは、情報量の多さと音の鮮度というか、色鮮やかな響きが持ち味です。 特にこのアンプでは5極管を使っていますので、独特の躍動感がでます。
CV851シングル・アンプは、欠点があまりない代わりに目立たない音が弱点なのですが、CA−01との組み合わせではとても心地よい響きを聴かせてくれます。 
08/26/2007 602D用に45から換えて3A/109Bのシングル・アンプを計画中なのですが、この暑さで、なかなかハンダゴテを持つ気にならなくて、進んでおりません。 245用のアンプも、まだ手つかずです。 602D用には、現在CV851シングルを接続しております。 以前、602D用に制作・調整しましたので当然ですが、これがなかなか楽しめる音がします。 英国製のスピーカーに比べると、ヴァイオリン等の弦楽器等で倍音感がもう少しという感じはありますが、かなり聴ける音に近づいています。 特に、最近中古屋さんで安く見つけたこんな機器をつないだら、音楽の質感をよりよくするのに、SV−310以上の効果があるようです。 この機器についてはそのうちにゆっくりと・・。 写真で見たよりも意外と大きい感じなので、ちょっと置き場所に困るんですけどね・・。
08/19/2007 CDページは随時改装中ですが、Jazz/Baroqueは大分すすんできました。 CDのジャケット写真は大分増えました。  Classicをどういう形にしようか迷っています。 演奏者別もいいけれど、指揮者とオケの組み合わせでも違ってくるし・・、ゆっくり考えましょう。 どうも聴いているほうが楽しくて、改装の進捗はもうひとつです。
08/10/2007 245でのテストの続きです。 50時間ほどのエージングの後、今度はワーフェデールに接続、前回聴いた「ドルチェ」を試聴。 これは凄い、今までQUADU+LS3/5aのみでしか出なかった、ヴァイオリンの響きがワーフェデールから出てきたのにはびっくりしました。 もちろん、この名機には潜在能力のあることは分かっていましたが、ここまでの鳴り方をしてくれるとは思いませんでした。 ただし、低音はRogersのLS3/5aと同様に、ちょっと緩い感じはありますが、箱とユニットとの組み合わせから来ているのもありそうです。 置き方にもかなり影響されるので、これでは駄目だとは言えません。  なかなか100%にはなりません。
でも、よく古い真空管のほうが音はいいと聞きますが、ここまで同じ規格の球でまったく性格が違って聞こえるとは思いもよりませんでした。 弦楽器ようにALTECにはVT52でのアンプが必要かなと思っていましたが、245が2本入手できるなら、ちょっとこちらに触手が動きそうです。 多分、回路等うまく考えれば1台でかなり鳴らせてしまいますから。 300Bよりも300Aと言われる理由も分かる気はします。
08/05/2007 245は、とりあえず20時間以上ヒーターをともし続けています。 貴重な古典管を長寿命で使うためには、少し電圧等オペレーションを抑えめにしたアンプを作ろうかなと思っていますが、やはりちょっと音だしをしたくなって既存のモノ・アンプで、整流管を低めになる5R4GYにして鳴らしてみました。 まずは、80FRに繋いでマイルスのオリジナル・クインテットから「リラクシン」を聴いてみる。 出だしのマイルスとプロデューサーとのやりとりの声がはっきりと聞こえてきます。 結構はっきり聞けないシステムもあるのですが、はっきり聞き取れることで非常に優秀な予感を感じさせます。 STの45での厚みもある程度保持しながら、細やかさがとても奇麗に表現されています。 思った通りの柔らかさとクリアーさの同居が出来ています。 CDを千住真理子さんの「ドルチェ」に換えて、弦楽器の音色・雰囲気をチェック、これも素晴らしい。 今まではちょっと硬さを感じていたものが、クリアーさや細やかな表現を残したまま、硬さがとれています。 45というより、プレートの大きさは違いますが、外回りの大きさが同じくらいのVT52に近い雰囲気があります。 80FRでここまでクラシック系を小出力のモノラルで鳴らせられれば、充分という感じです。  アンプを改造するかは、もう少しじっくり考えましょう。
左:ST14の45との比較。  右: ST16の83との比較。
08/04/2007 モノラルの45シングル、かなりいけます。 特に80FRでは厚みのある音で、低域もしっかりと出ています。 Super 8もかなりいいですね。 ギターは相変わらずその持ち味を失わずにゾクゾクとする音と雰囲気が凄い。 ヴァイオリンもちょっと硬さを感じるところもありますが、これはスピーカー自体のキャラクターの気がしますが、これもかなりいい。 それで、より雰囲気がでるのではと、もっと古い年代の真空管、ナス管、の245を探してみました。 最近はなかなか見つけるのも難しいのですが、よく立ち寄るお店に1本在庫がありましたので、早速買い求めました。
形もなかなか味があります。 電球みたいだと言われればそれまでですが・・。 ST14の45よりかなり背が高いです。 釣り合いをとるために、整流管もちょっと大きめのST16レベルがいいかもしれません。 音質が一番ですけどね。 ちょっと電圧を抑えめにして使ってみたいと思います。 ただ今はヒーターのみで慣らし運転中です。 こんな古い球は、これをしっかりやらないと、ちゃんと働いてくれないので、できるだけ長く準備したいですね。
07/22/2007 45シングル・アンプでのテストでの結果がかなりよかった(特にWarfedale)を受けて、今ある部品で45シングルのモノラル・アンプを製作してみました。 あまり長い時間のテストはできませんでしたが、Lowther-PM6A、Warfedale-Super8、Trusonic-80FRをつないで音出ししてみました。 モノラルではできるだけ強力にドライブしたほうが有利ではないかと思って、小型の出力管でありながらμの大きなC3gの3結にしてみました。 この球、EF86のように使えるようですが、インピーダンスも低いので低音もよく出るのではと考えています。 本当は、低電圧で使えるので、3A/109Bの前段にトランス・ドライブ用にこの球を用意していたんですが、Warfedaleではトランス・ドライブでなくてもCR結合で大丈夫そうでしたので、急遽この球を使ってみました。 ヨーローッパ製のスピーカーを鳴らすので、アンプにもヨーロッパ産を入れてみたらより相性がいいかもとの目論見もあります。 イギリスとドイツで合うかどうかという見方もありますけどね。 Warfedaleでは思った以上に分厚い音が聞けてます。 モノラルでこのスピーカーをこんな風に鳴らせられるのはかなり思った通りの音が出ています。 Trusonicでもかなり厚みのある音が出せました。 ジャズだけならこのままでも使えるかもしれません。 色々な物を鳴らすには、やはりPPのほうがいいかもしれません。 もう少しテストしてみましょう。
07/18/2007 テストの続きですが、昨日よりも早い時間に大きな音量(といっても出力0.5W程度のアンプですのでたかが知れていますが・・)で鳴らしてみました。 整流管は解像度はいいのですが、ちょっと腰高なバランスになるBENDIXの6106なので、低域はあまり出ません。 低域を十分だすには、低インピーダンスの前段管で充分なドライブ電圧を供給しないとだめかもしれません。 低出力ですからもちろん、制限はあるでしょうけど・・。
それにしても相変わらず高域の響きが美しいこと・・。 45アンプで鳴らした時とはまったく表情が違います。 ピアノはどこまでも美しく響き、ヴァイオリンもジャズでかなり強めに弾いても高域のきつさがそれほど気にならない。 整流管等換えたり、調整すればもっと柔らかく響いてくれるかもしれません。 聞くところによるとこの球、大きさの割にマイクロフォニック・ノイズが多いらしいです。 これをうまく響かせるとALTECのホーンとは300BやVT52のように相性がいいようです。 ヨーロッパの真空管はマイクロフォニック多いみたいですが、かなりそれをうまく生かす音づくりしているものが多いみたいです。 ロシア製の6B4Gを持っているんですが、STCの同等管に比べると非常に響きが多いんですが、これはちょっと失敗かなって感じる響き方します。 いまだに使ってない・・。
でも、3A/109Bのこの響きはいつ聴いても好きですね。 300Bも響きとしては結構好きなんですが、クラシックの大編成を許容する大きな音場を作ってくれます。 ただ小編成では少し響き過ぎの感じがあり、スピーカーによっては合わないものがあります。 VT52も響くけど300Bより少ない感じで、小編成のものでも、どんなスピーカーにも合いそうです。 暑くない時期にはこれも使ってみたいですね。 もう少し45を改善し本来の音を出したい希望もあるので、色々実験してみましょう。 ただ、同じ仕様の球でもメーカーによって微妙に違うので、好き嫌いが出てきてしまうようです。  で、とりあえず夏用にはやはり3A/109Bでメイン・スピーカー用のアンプを作ってみようと思います。 時間ができればいいけれど・・・。
あと、45アンプによるイギリス製スピーカーとのテストですが、こちらは時間が遅くなってしまったので、あまり大きな音は出せませんでしたが、ジャズ・ギター、クラシック・ギター、チェンバロ等を短時間ですがテストしてみました。 現在の置き場所の関係でWafedaleのほうが、中心の音だしになってしまいましたが、相変わらずクラシック・ギターはこのスピーカーにどれもかないません。 アンプを超えて素晴らしい雰囲気で鳴ってくれます。 45アンプの効果か今までになくチェンバロがなかなかの音で鳴ってくれてます。 次の休日にじっくり大きな音で聴きたいですね。 その前に、アンプの出力インピーダンスを16Ωにしなければ・・・。 でも、このスピーカーもっと能率が悪い感じがしていたんですが、45では小出力を感じさせてくれません。 小編成はいいかもしれません。 これで、チェロが鳴ってくれたら申し分ないのですが、これはまたちょっと音の出方が違うものを要求するようなので、難しいかもしれません。 今のところ、ちょっと前から目をつけているJENSENの中古スピーカーを超える音は他のスピーカーではまだ聴けていません。 このJENSEN、602Dの倍くらいの値段なので、すぐに入手できなところが辛い・・。 602Dが超お買い得の格安だったということかもしれません。 使われているユニットの値段を考えれば当然なんですが・・。 サブ用のスピーカーがメイン・スピーカーの倍というのは、ちょっと考えてしまいます。
07/17/2007 気になり始めるとだんだん耳に音が刺激的に感じてきてしまい、また45アンプ用のプリをSV310に戻しましたが、やはり気になる。 急遽思い立ち、シャーシ等まだ準備ができていない3A/109Bアンプのテスト機を作りました。 時間の節約のため、以前試作機に使ったシャーシを使って単段アンプを再度組上げました。 最初はかなり硬めで音がなかなか出にくい感じでしたが、少しずつこなれてきそうなので、しばらくテストしてみます。 

ローサー用に45を使ってモノラル・アンプを考えているので、空いた45アンプをテスト用に片チャンネルをローサーに、もう一方をワーフェデールに繋いで音の相性をテストしてみることにしました。 以前単段のテスト機を作った時にローサーを接続して高結果を得ていますが、今はHiμの前段管とコンデンサー接続ですので、多少違う音の出方です。 夜遅い時間でのテストで小音量で鳴らしたので本当の音の出方ではないかもしれません。 もう少しいろいろな音量・ジャンル等でテストが必要そうです。 現在のままではワーフェデールのほうが相性がよさそうです。 ローサーにはトランス・ドライブのほうが相性は良さそうです。 モノラルにするとまた違った雰囲気になりますので、モノ・アンプのテスト機を作らないと最終的な判断はできないかもしれません。 特にワーフェデールはステレオとモノラルで全く違った面がでますので、難しいです。
07/08/2007 そろそろCDのページの整理もちゃんとしたいのですが、時間がとれなくてなかなか進みません。 長めの出張でもあるとはかどるんですが・・。 それでも新しいCDの整理がとても時間がかかるのと資料等の整理も必要なので、この作業は外ではできないので、じっくりやるしかないですね。
オーディオのほうは、このところアンプの整理・変更を考えていますが、こちらもなかなか進みません。 やはり実際に作ることを考えると、作りたい回路と使いたい部品を実装できるシャーシの制作が難しいですね。 重い部品を使うとシャーシもそれなりに耐重量性のある、丈夫なものになるんですが、そうすると加工で歯が立たない。 で、既存の加工済みシャーシを使うと部品の制限がでてきて・・、思っているものができないのが現実ですね。
とりあえず、602Dではピアノとか管楽器はかなりいいのですが、もう少し響きがでる球に変えると弦楽器等で聴きやすくなるかなと思っています。 最近はViolinを使ったJAZZとかクロスオーバーな演奏が好きでよく聴きますが、少しきつく感じる時があります。 大編成では300Bがテストでも高結果がでてましたが、小編成だけなら本当はVT52あたりが良さそうですが、低音の引き締めとか直流点火が必要とか問題が出てくるので、とりあえず以前好結果だった3A/109Bでちゃんとしたアンプを作りたいと考えています。 暑い時にこの球の省電力で熱の出ないのもうれしいですからね。
あとは、モノラル系のスピーカーをちゃんと鳴らせるアンプを用意しないといけないと思っています。 これも思い立ってから時間が経っていますが、なんとか2系統ぐらいは早めに欲しいですね。 特に1台になったLawther−PM6Aを鳴らしたい。 1台で鳴らすと軽めのチェンバロとかが鳴らしやすいので、ちょっとチャレンジしたいですね。 以前のテストで45でいい感じが出ていたので、考えています。 45はあまり響きが出ない球なので、Lawtherとかを鳴らすには向いています。 ALTECとかのホーンにはもうちょっと響きがあったほうが相性が良さそうです、個人的好みでは。モノラルといえば、昨日秋葉原を歩いていたら佐久間式アンプ用に設計された(出力管をドライバーに使うために1次が大電流を流せる)Interstage Transformerが中古で出ていました。 そのお店では前にも違うタイプが出ていましたので、同じ人が時々使わなくなったものを出しているのかもしれません。 タムラのトランスは値上がりしてますし、モノラルでは結構有効なカスタム・メイドの部品なので今回は入手してみました。 佐久間さんは、VT25Aドライブで300BPPのアンプに使っていたと思います。 VT25とかVT62用に使えますし、その他のちょっとプレート抵抗が高めの球に使えます。 ちょうど3T20用にシングル用のOutput Transformerを最近入手したので、3T20ドライブの3T20のアンプなんかも楽しいかもしれません。 Outputがタンゴ製なので、相性に問題があるかもしれませんが・・。 ちょっと熱は出そうなので、冬向きですけどね。 
06/24/2007 以前より使ってみたかったCECのベルト・ドライブ式のCDプレーヤーがUSEDで安く出ていたのを今回入手できました。 2世代位前の型式ですが、充分使えそうです。 長らくDVDプレーヤーを流用してきましたが、DVDのほうが新しいメディア・フォーマットへ移動していきそうなので、そちらは将来的にはPC系でCoverするつもりでいるので、CD専用でプレーヤーかトランスポーターが欲しかったのですが、同じ形式のもので何度かあった機会を失していましたが、今回はやっと入手することができました。 まだ、接続ケーブルとか気に入ったものがないので100%の実力ではないのですが、以前より低域が豊かな響きを持っているのと、音と音との繋がりも滑らかさが加わっている感じがします。 今まで音を点で感じていたものが、線や面になって音楽に感じられるとでも表現していいのかは分りませんが、私の中ではそんな感じがします。 なんとなく、聴くことを耳が拒否していたCDから音楽が聴こえてきました。 そうか、この演奏者はこういう演奏をしていたんだって・・。 今後のシステムのベースがまた一つ見つかった感じです。 少しずつですが、気に入ったものが集まってきています。 音楽を聴くのが楽しいですね。
06/17/2007 久しぶりにシステムを見直しアンプを手直しして接続を変えてみました。 プリのSVC-500の真空管を日本製マツダ(東芝)の5814にしてみました。 かなり古い真空管で、以前とても安く入手したものなんですが作りがとても奇麗な高信頼管ですので、少し期待して試してみたらとても解像度の良い、力のある音が聴けました。 45シングル・パワーとの組み合わせでは弦楽器はにはあまり向かないのですが、JAZZ等ではとてもよく澄んで歯切れのよいモニター的な音を聴かせてくれます。 しばらく、これで聴くことにして、弦楽器を聴きたい時の組み合わせを、SV310+CV851シングルで鳴らせられるようにセットしました。 SV310では整流管にMullardのGZ32を使い、CV851では前段のヒーターを交流点火に変更して、できるだけ響きをよく出るように変えてみました。 整流管は5R4Gを使用し、配線・ハンダ等も見直してできるだけ余分な部品をはずしてみました。 かなり静かになった気がします。 現在は755Eに接続して調整中です。
05/06/2007 Lowtherをこのあとどうしようか、色々考えているのですが、まだ決まっていません。 箱を調べたら、大きさではPM2Aも入りそうです。 このまま、PM6Aを修理するか、以前から鳴らしたかったPM2Aに変えるか。 はたまた、全く違うスピーカーを考えるか・・・、とにかく、バロック、特にチェンバロを聴くためのもの、またできたらチェロも心地よく聴かせてくれればいいのですが・・。 この目的からすると、PM2Aあたりがなかなか良さそうなのですが。 先日聞いたJENSENのQコーンもなかなかいい音してました。 この場合はWooferが必要になりそうです。
今回の休みでアンプを色々テストしてみようと思ったのですが、あまり気分がすすまず、はかどりませんでした。 久しぶりに、イギリス系のスピーカーを聴いてきました。 TANNOYのAUTOGRAPH、LORENZ、AXIOM80等々。 Autpographは久々にいい音で鳴っていました、ちゃんと鳴らすした時のやはり独特の音場感は、他では出てこないですよね。 AXIOMもLowLevelでのリニアリティーは最高ですよね、バロックはこれで鳴らしたくなりますよね。 
03/31/2007 非常に繊細で、壊れやすいことで有名なLowtherのPM-6Aが遂にコト切れました。 それもあって導入をかなり考えたんですが・・。 ALTECでJAZZや小編成のCLASSICもCoverできるし、またRogersのLS3/5aではQUADとのアンプの相性もあり、CLASSIC全般もかなりの雰囲気で鳴ってくれてます。 それよりいい音で鳴ってくれることは、めったにないけれど、やっぱり修理して使うかPM-2Aをこの箱に入れて鳴らしてみたい・・・、やはり禁断の果実なのかな・・。 チェンバロをなんとかこのスピーカーでならしてみたい気がします。 もう少し考えよう・・。 
01/27/2007 日付を見たら前回の記載より1ヶ月も経っていました。 最近発売になったようですが、ドイツ・グラモフォンの「The Best 1000」シリーズという廉価版が出ていました。 以前LPでは結構持っていたものが入っているので、カール・ベームや小澤征爾等を試しに買ってみました。 クラシックのこういった廉価版シリーズはまとめ買いしても安いので助かりますね。 年末からこの他にもDENONの廉価版シリーズもいくつか入手しました。
12/27/2006 小型の単段アンプが45、VT52と続いて直熱管用テスト機になっていて、もう一台の単段アンプは350B用に製作しましたが、現在は6L6系の真空管テスト機になっております。 去年の真空管オーディオ・フェアで入手したSTCのCV345(12E1)をテストしたくなり、トップ・プレート用にプレート・キャップを引き出してCV345用に改造してみました。 この球は6L6系では一番大きな部類になり、プレート・ロスが35Wと350A/BやKT66よりも大きな容量となっています。 350A/B用の回路でも十分余裕がありそうです。 電流もかなり流れそうです。

この単段は入力トランスの昇圧比が9倍と少し小さめなのでこの球では6384の時に感じたように音に力感が不足する感じで、音の輪郭等も甘く感じます。 電圧や電流も350B用で尚且つ控えめにしてあるので、この球にはかなり軽すぎる動作なのもあるのですが、やはり、もう一段必要なようです。 ルックス的には太さもあり、とても美しいスタイルなので、いつかちゃんとしたアンプを作りたいと思っています。

下記はその前にテストした、同じくSTCの6L6Gです。 同一メーカーで同じ6L6系なので、多少音の出方は似ていますが、さすがに本来の使用目的が違うのと容量の違い(35W vs 23W)があるのでかなり違いもあります。

こちらのほうは350Bよりもかなり小さめな容量の球なので、充分な動作が可能らしくこの回路では一番しっかりとした音が出てきます。 繊細の感じられる音で、かなり350Bとは音味が違っていました。 RCAの6L6のメタル管で同じような雰囲気を味わったことがあります。 またじっくり聴いてみたい音でした。
6L6系では、807系の送信管もテストしてみたいですね。 手元にはNUの807と高信頼管である、東芝の2B33があります。 US系の高信頼管の5933もテストしてみたいですね。 CV345に近い気がしているんですが・・・。 ソケットがUYなので、もう少し改造しなければなりません。
そういえば、6384も350Aの系列ですね。 
11/26/2006 755E用のアンプは単段の350BULでテストしていましたが、少し高域の伸びがないのと低音が出過ぎる感じがあり、45テスト機を改良して、VT52のテスト機にしました。 単段ですので、ヘッドフォン・アンプからの入力ですが、なかなか音に深みが出て好結果です。 ローサー接続してもかなり鳴ってくれます。 やはりこの球は45同様シングルのほうが合うのかもしれません。 交流点火で少しハムが残りますが、もう少しテストして正式なアンプを作りたくなりました。
10/29/2006 今週末やっと新しい45シングル・アンプを完成させました。 前段の球を何にするかとか、カップリング・コンデンサーを何にするかとか、いろいろ迷っていたので、しばらく配線をしないで保留していたり、真空管のエージングのためにヒーター回路のみ接続してエージングをしたりしていたのですが、来月にはまた忙しくなりそうなので、とりあえず完成させました。
下記が最終形の写真です。 前段以外の電源系のコンデンサーはすべてオイルとMPにしました。 音は軽めになるんですが、ベタベタしないすっきりした音が出るので個人的にはこういったパーツを使うのが好きです。 前段にRCAの5691、出力段もRCAの45、カップリングはペーパーにしてみました。 まだ、トランスとかのエージングが済んでいないので、硬い感じがするのですが、今までのところはかなり好みのバランス、音で鳴っています。

エージングが進み、音が安定してきたら、アンプの詳細を報告したいと思います。 今後は、モノラル・ジャズ用アンプ、バロック(チェンバロ)用(モノラルかな)、大編成クラシック用、ホーン・ツィーター用等のアンプを作成しようと思っているのですが、置く場所がなくなってきたので迷っています。 また、しばらくは大分忙しくなってきそうなので、少しお休みかもしれません。
10/28/2006 最近、自分のバロック聴き始めの原点となった、録音のCDを入手しました。 6月に韓国に行った時に見つけたものですが、現地での限定販売のようで、他ではまだ見たことがありません。 カール・リヒター指揮の、バッハのブランデンブルグ協奏曲のモノラル録音ですが、30年以上も前でしょうか私が最初に買ったLPと同じ内容でした。 録音も古くあまりいい音という訳にはいきませんが、久しぶりにこの演奏を聴いて、とっても懐かしさを感じました。 


また、永年探していた独グラモフォン版のカール・リヒター演奏の「ゴールドベルグ変奏曲ですが、最近輸入版で未CD化のものを集めた8枚組みのCDを見つけ、その中に収められていました。 一枚が欲しいのに8枚組みを買うのはちょっと躊躇してしまいましたが、これを逃すともう入手する機会を失ってしまいそうなので、結局買ってしまいました。 既にリヒターだけでも3枚、その他にも10種類以上持っているのですが、最初にこの曲を好きになった演奏はまた格別の感動を与えてくれますね。 これも懐かしく聴けました。

オリジナルのLPは下のようなCoverでした。
09/10/2006 正式版の45アンプがやっと形になり始めました。 シャーシがほぼ完成したので、トランスやアクセサリー部品を取り付けてみました。 (写真)

手持ちの電源トランスが容量の大きいものしかなくて、信号系とのバランスが悪くなってしまいました。 でも、コンデンサーを手持ちのオイルコンやMPコンを使うと高さが高いので、そちらの方とはバランスが良くなっています。 容量としては、もう少し小さめで充分なのですが、とりあえず今回はこれで製作してみます。
これから配線に移るところですが、実はまだ前段の球を何にしようか迷っています。 今回はインターステージ・トランスなしなので、通常トランスと併用して使っている増幅率20倍位の球ではちょっと不足な感じがします。 この値があまり小さいとダイナミック・レンジが確保できませんので、増幅率が30から40くらいの球があるとちょうど良い気がするのですが、手持ちにはありません。 5極管では倍音の響きが出なくなってしまうでしょうし。 もう少し考えてみましょう。 外観見ながら考えるのも一興かも。
チョークは薄いグレーなのですが、シルバーのほうが合うかもしれません。 ケースの色ももう少し考えてみましょう。 整流管と出力管の間は、予備の整流管用です。 左側は「80」用にUXソケットですが、こちらはUSソケットになっていますので、5Y3Gや5V4Gといった別の整流管での音の違いを楽しめるようにしています。 やっぱり空きがあるとちょっと違和感がありそうなので、ディスプレー用に何か挿しておくのも手ですね。
08/30/2006 大分経ってしまいましたが今回のテストで感じたこと、これからのアンプに活かしていきたいと感じたことを後から参照できるようにまとめておきたいと思います。 
テスト機1号機のところでも述べたのですが、今回のテストの主な目的はメイン・システム用のアンプにどんな球を使ってどんな回路や使い方するかを探るものでした。 従来使っていたCV851アンプで出ている音の感じとか以前この602Dを店で鳴らしていたアンプでの音から大体の方向は感じていたのですが、それを実際に音が出るテスト機で今回は検証してみました。
まず最初に感じたのは、2台とも現行のCV851アンプとは違って非常に音に伸びやかさがあること。 CV851ではクラシックで編成の大きなものを聴くと音場が狭くなった感じになり、小編成の時には感じなかった音がつまった感じになっていて編成の大きさが感じられなかったのですが、300Bでは出力の大きさやダイナミック・レンジの違いから差が出るのは当然かもしれませんが、CV851より小出力の45でもこのつまった感じがなく編成の大きさを素直に感じられます。 もちろん小出力ゆえにスケール感の限度があるのはしょうがないのですが、あるレベルのところまでは、そういったことをかんじさせません。 以前から感じていたのですが、ヒーターを直流点火にすることによりこういった傾向がでることを感じていました。 もちろんよく設計されたアンプでは、この点もきちっと解消されているものもあるので一概には言えないのですが、多くのアンプで同様な感想を持っています。  自分で作れる範囲では、この問題を克服するのは難しそうなので、できるだけ交流点火にすること、また交流点火で実用になる球をえらんでいくのが実用的なようです。 現在使用しているプリアンプのSV310ではかなりこの点を補足できると思っていたのですが、小編成のものについは大丈夫なので、球やアンプの個性かと思っていたのですが、完全ではないことを今回の実験で検証できました。 300Bでは特有な響きの個性とスピーカーとの相性からか、どんな音楽をかけても安心して聴けます。 特に大編成では出力の大きさなのせいか通常の視聴レベルでは充分な音がするのですが、交流点火によるハムの問題等もあり、時間を掛けて色々テストをしなければなりません。 45では、ごく一部の大編成のものを除けばほとんどの音楽を一定レベル以上の音で聴かせてくれますし、ハムも許容範囲に収まっていますので、この球で通常使用のアンプを作りたいと思います。 300Bはじっくり時間をかけて、グレード・アップ用アンプとして挑戦していきたいと思います。
08/24/2006 夏休みも終わりなので、今週から音楽が聴けるように、先週末にテスト機を実用範囲のものに変更しました。 45テスト用の2号機は、VT52側のヒーター電圧を2.5Vに変更し、両チャンネルとも「45」に変更しました。 左右の真空管の大きさが揃っているのは視覚的にも安定していいです。 音のほうは相性なのか、ちょっとスピーカーのセッティングを変えたせいなのか、Lowtherが鳴らなくなってしまった。 う〜む。 反対に602Dでは今までいまひとつという感じだったのが、俄然素晴らしい音が出始めました。 ちょっとしたことがこんなに音に反映されるというのは今までも随分経験していますが、いつも不思議に感じます。 こんなに小さな球なのに、何故か伸びやかさがあり、スケールの物足りなさを感じさせません。 そして、独特の説得力があり、欠点を忘れて聴き入ってしまいます。 これがあって、通常使用のアンプを「45」で作ることを考えているのですが・・。 大きな編成のものを除けばほとんどのジャンルをこなしてくれそうです。 早く最終版を完成させなければ・・。
さて、1号機のほうですが、300Bの音はいいのですが、ハムは許容範囲を超えている感じがしますので、通常使用には向きません。 45アンプが602Dの相性がよさそうなのと、LowtherがCV851アンプでそこそこ鳴ってくれるので、しばらく使ってみることにします。 
で、あとは755E用のアンプが必要になります。 で、1号機を755E用のアンプに変えることにしました。 多極管を3極管接続ではない形で使用したときの弾みの良い低音が合うのでは考えていたので、今回チャレンジしてみることにしました。 本当はかなり暑さが続いているので、41等の小電流ヒーターの出力管を使った省電力アンプを考えていたのですが、755Eとの時代的な相性を考えると良き時代の大排気量のアメ車ではないですが、大きめの容量を持った球のほうがいい気がします。 ここは長く眠ったままの350Bに登場してもらうことにしました。 この球、6L6系なんですが、ヒーターは、6L6の6.3V&0.9Aに対し、6.3V&1.6Aと2倍近く、迫力の面で底力の違いが出そうです。 350Bは多極管の良さである弾むような低音でありながら3極管のような滑らかな高音が出るとの評判の球です。 クリアーさも求めて整流管には水銀整流管の「83」を使用してみました。 今回は手持ちの電源トランスの制限とシャーシに他の部品を載せる余裕がなかったので、UL接続にしましたが、将来的にはプレート電圧をもう少し高くしてビーム接続を試してみたいと思っています。 まだテスト中ですが、なかなか素晴らしい音が出始めています。 これからが楽しみです。 しかし、真空管3本しか使っていないのに、ヒーター電力だけで、35Wくらい・・。 やっぱり、これは暖房機の一種かも・・。 写真を載せようと思ったのですが、撮影する前にラックの中にしまってしまいました。  外観は4033Xの単段アンプとあまり変わりはありません。 電源トランスと真空管3本が違うだけです。 そのうちに、ラックから出した時に写真撮りましょう。
08/17/2006 テスト機の実験の続きです。 一晩ヒーターを点灯してエージングを続行しました。 これで、エミッションとか目覚めてより元気になってくれるといいのですが・・。
昨日触れなかった45とVT52の違いですが、動作等も同じ状態で使っているので音味の差もほとんど感じません。 容量が大きいせいか、若干、VT52のほうが低域の量感が多い気がしますが、その分緩めの感じがします。 45のほうが高域での抜けがいい感じがしますので、その分低域もしまりが良く感じるのかもしれません。 とても微妙な違いです。
300Bとの違いはスケール感ですかね。 値段も大きさもとっても違うんだから当たり前か・・。
下記が外観の比較の写真です。  まあ、最後は相性だと思うのですが・・、今のところ45ではLowtherがとてもよく鳴っています。  右300B、左45です。 ST19とST14の違い・・、違い過ぎる・・。

さらに、45、VT52そして300Bの比較。

45だけ、沈めてないのでVT52と変わらないように感じますが、上の写真で比較して見てください。
08/16/2006 テスト機2台目ですが、やっと完成しました。 作っている途中で思いつき、片チャンネルを「45」の増強管といわれる「VT52」にしてみました。 以前プッシュプルであまり良い結果が出なかったので、多くの方が推奨するシングルでテストしてみたいと思います。 整流管は「45」の相棒「80」と大きさ(ST14)を合わしたのですが、写真のように、VT52が1本だけST16という見栄えの悪い形になってしまいました。 ある程度テストが進んだら、ヒーターを2.5Vにして、両チャンネル「45」にしてみたいと思います。

古い球なので、使う前にヒーターのみ点灯して充分なエージングをしなければいけないのですが、ついつい早く音が聴いてみたくなって2時間ほどのエージングの後に、少しだけ音だしテストの最中です。 あとで、明日までエージングさせます。
さて、Lowtherに繋いでのクイックな音だしテストでは、なかなか素晴らしいLowtherが今までのアンプの中では一番バランスよく鳴っている気がします。 像が大きくなり過ぎず、それでいて線も細くなりすぎず、かなり色々な楽器をうまく鳴らしてくれそうです。 Lowtherとの組合せで傍熱管ではWEの349Aのみで上手く鳴ったクラシック・ギターやチェンバロがより典雅な響きを伴ってやってきた感じですかね。 3A/109Bと比べるのは難しいのですが、より繊細な感じがしますね。 ALTECとの相性とかもう少しテストを続けてみます。
08/14/2006 久しぶりの連続休暇がとれました。 暑いので力を込めてアンプを作る気にはなれないのですが、年内に602D用のアンプ等を作りたいと思っているので今回の休み中にテスト機の製作とファイナル機用の部品集めをしたいと思っています。
で、第一弾としては現行アンプのCV851シングルが苦手とするクラシックの大編成を聴けるアンプのテスト機1号です。 シングルである程度編成の大きなものを鳴らせる球は私の持っている範囲では845と300Bくらいですかね。 今回は久しぶりに300Bでテストしてみたいと思います。 とりあえずはシンプルな回路で球とスピーカーの相性を試したいと思います。 交流点火でどのくらいハムが残るかもテストしてみたいと思います。 4033Xの単段アンプを利用すればほんの少しの変更でできますので、これで300Bシングル単段アンプを作ってみます。 入力はTKS50では役不足ですので、小型出力トランスを使って、ヘッドフォン・アンプで強力な入力にしたいと思います。 で、とりあえず写真のテスト機完成。 約4時間というところでしょうか・・・。

う〜む、やっぱり大型のST出力管の迫力は凄いですね。 とても見栄えがします。 入力トランスはケーブルの長さの都合で内蔵したのでとてもすっきりしていますがこの大型管に釣り合う外観の前段球はなかなかありません。 この球の場合は見栄えで選べないですね。 ま、とりあえずルックスのいいものをゆっくり探しましょう。 ところで、問題の音はどうなんでしょうか?300B、今回は復刻版を利用してみました。 以前755等では響きが強すぎる気がしたのと、また604−8H使用の620Bではジャズ等の小編成で低音が出すぎた感じでした。 今回は同じ同軸の15インチ・ユニットですが随分箱が小さいので編成の大きなクラシックではCV851では低音の量が足りなくて雰囲気が出なかったのですが、さすがに300Bはスケール感を出してくれます。 それでいてジャズでも締りが悪いという感じはしません。 それよりなにより、やはり高音の響きが素晴らしい。 このLUXのヘッドフォン・アンプをプリの替わりに利用した場合、とても強力でかつ繊細な音がするのですが、バッファ・アンプを入れていないので時に硬さを感じるのですが、ここでは300Bのヨーロッパ球のような響きが硬さを取り除いてくれるので全く硬さが気になりません。 これが他のUS球との違いであり、この球の凄さなのでしょう。 やはり755Eでは響きが過多という感じがしますが、ホーン・スピーカーとの相性がいいのか602Dではよさばかりが目立ちます。 よく聴くとジャズのドラムのシンバルでは少し厚みが足りません。 これはヘッドフォン・アンプの癖も出ているのですが、この球自体もあまり高域に厚みがあるほうではないので、前段の設計で厚みを出せるように考えないといけません。 但し同じく特徴である柔らかく繊細な高域も殺してはいけませんので、なかなか難しそうです。 ハムはやはり許容範囲を超えますので、Final機では直流点火を考えないといけないでしょう。 でもクラシックでは相変わらず素晴らしいパフォーマンスを示してくれそうです。
今回はあと、602Dの常用アンプとして「45」を使ってみたいと思っているので、これもテストしてみたいと思います。 テスト機は現在準備中なので、完成したらまた報告したいと思います。 本当はこっちのほうが優先度が高いのですが、久しぶりに300Bの音が聴いてみたくなり、先にテスト機を作ってしまいました。 今後はLowther用の小型アンプとかモノラル・ジャズ用のアンプ等も作りたいと思っているのでこれらのアンプの準備やテストもこれからしていきたいと思います。
08/05/2006 最近今まで使ったことのない整流管(5Y3G/WGT)を手に入れました。  「80」のUSピン版のようです。 電流は小容量ですが、思ったより低音もよく出てスケールが大きく解像力のある澄んだ音がします。 弱い点はちょっと低音の締りが弱い感じがしますが、他の球や機器との組合せで補えるかと思っています。

左がSTタイプの「5Y3G」で右はGTタイプですがBENDIXの6106という球ですが5Y3WGT相当です。 6106はBENDIXの出力管6384に組合せようと入手しましたが、既存のアンプで使ってみたらなかなかいい音がしたので、G管も入手しました。 今はG管のほうをSV310のプリ・アンプで使用していますが透明感があり、新しい録音のジャズでは274Bよりも解像力が感じられます。
06/12/2006 755E用に再度4033Xを使って単段アンプを作り直しました。 やはりこの4033Xと755Eの組合せはいつ聴いても安心できる音です。 今回はD/Aコンバーターからの入力でプリ・アンプからのバランス出力が十分なレベルに確保できているのでこのラインで本来の音が出ています。
05/31/2006 6384アンプですが、電源を入れてすぐのころには硬い感じがしますが、しばらく鳴らしていると透明感が出てきて、硬さも感じなくなってきます。 さらに続けていると楽器が空間に浮かび上がってくるような独特の雰囲気があります。 また、浮かび上がった像の奥が見えるような感じの透明感は6384とLowtherの組合せで感じられます。 Lowtherとの相性はなかなかいいようです。 755Eではこの雰囲気がでてきません。
先週末からまた出かけてきているので、しばらく鳴らしこみができません。 まだまだ時間を掛けて鳴らしてないので、本来の音は出きってないと思います。
05/21/2006 5U4GBですが、602Dのホーンでは透明感が出てきて、すっきりした音の効果が出ますが755Eではあまり差がでません。 このスピーカーには透明感より、少しザラっとした感じのほうが力強さが出て合うようです。 ビーム管で鳴らしても面白いかもしれません。 以前、350Bの三結で鳴らした時にはあまり良さが出てきませんでしたが、この球はビーム接続でちゃんと設計したほうが良さが出てくるかもしれませんし、755Eとの相性ももっとよくなるかもしれません。 今度ちゃんと作って試してみたいと思います。
今週末はちょっと急に思い立ち、6384でのアンプに挑戦してみました。 試作機ですが、今のところは傍熱管としてはなかなかの音を出しています。 作ったばかりなのでちょっと硬い感じもありますが透明感があり好印象です。 しばらくテストをしたいと思います。
05/14/2006 CV851アンプ、鳴らしこみをしていたらますます音の密度が濃くなってきました。 L63に近い鳴り方です。 JAZZ等ではもう少しさっぱりした音がいいかもしれません。 今はCV851パワー・アンプでは整流管に5U4G、プリにも同じく5U4G又は274Bを使っており、クラシックにはプリに密度の濃い274Bを使いたいので、パワー・アンプのほうはもう少しすっきりした音になる整流管に替えてみようかと思います。 274Bは、密度は濃いのですが音的にはすっきりした感じがしますので、パワー・アンプでは今までの経験で同様な感じがある5U4GBが合うのではないかと思い、週末はこれでテストしています。
「毒を喰らわば皿まで」というように、密度の濃い音同士のユニットを組み合わせて、より深みのある音味を追求する手もあるんですが、こういった音は結構緊張感を強いられることがあるので、疲れた時に聴く場合には少しサラサラした感じもいいと思います。 どちらもいけるようにテストをしてどういう組み合わせが一番いいか感じを掴んでおきたいと思います。
下記写真左は5U4GB(東芝製)、右は5U4G(GEC製)。
05/05/2006 連休も後半になり、週末を残すだけになってしまいました。 4月にも仕事で出かけていたので、新しいアンプを作ったりとかの大きなものは出来なかったので、連休の間に1台くらいは製作したいと思って前半に部品とかを少し入手したんですが、もう一つ気分が盛り上がらずまだ手をつけておりません。 5月も後半から出かける予定になっているので、なんとか今週くらいから手間と時間のかかるシャーシの加工等の作業はやっておきたいのですが・・・。 まだ、意欲が湧いてきません。
連休前頃からCV851シングル・アンプの音が解像度があがり奥行き感が出てきたので、メイン・システム用に繋ぎ換えてテストをしています。 部品集めのついでに、真空管屋さんを覗いたら、前段管として使っている6J5のSTタイプのG管、「6J5G」それもSTC製が見つかったので早速入手し、挿してみたら「L63」を使ったときのような音の重量感や粘りが出てきて弦楽器が素晴らしいのと、音の広がり感もアップしています。 さらに、「L63」では切れ味が落ちてジャズでは音の切れが悪くなっていたのですが、「6J5G」では切れもあまり悪く感じません。 ただし、ライン・アンプの整流管は274Bでは相乗効果で重みが強すぎるので5U4Gのほうがいいようです。 しばらくこれで、聴こうと思っています。 小編成から中編成であれば、ジャズもクラシックも満足する音で聴かせてくれそうです。 
大編成のクラシックでは、まだリファレンス・システムが勝っているようです。
03/21/2006 HPのCover Pageの写真を替えたのですが、仕事で少し出かけていました。 写真はシンガポールのCity Hallです。 久々にゆっくりと自分の装置で音楽を楽しんでいます。 やっぱり好きな音に調整され始めているので、気分がゆったりして楽しめリラックスできます。 相変わらず向こうでもCDショップに行っておりましたが、3〜4年ぶり位なんですが、前回行った時に見つけたJAZZのCDがまだ置いてあるのを見つけて、うれしくなり買ってしまいました。 シンガポールでは、JAZZのCDはあまり安くはないのですが、時々日本では出てないようなCDが出ているので、必ずCDショップに寄るようにしています。 クラシックは売り出されてから時間がたったものは、時々安くなっています。 今回もマイスキーのバッハ・無伴奏チェロ・ソナタが2枚組みで安くなっていたので入手しました。 今回のJAZZのCDは、昔LPで持っていたものなんですが、何回か探したのですが、日本ではCDを見たことがなく以前見つけた時に随分迷ったのですが、その時はかなり高い値段で出ていたので買わなかったんですが、今回は少し下がっていたのと今後は在庫があるかどうか分らないので入手しました。 近々どこかで紹介したいと思います。
02/21/2006 GZ32で色々なジャンルのソースを試しています。 基本的にはジャズも小編成の弦楽器中心のクラシックも素晴らしくなってきました。 チェンバロだけは使われている個々の楽器によっては他の整流管のほうがすっきりした音が出るようです。  しかし、いろいろ聴いていて感じたのがQUADのアンプに音の出方が似てきたことです。 シングルとPPの違いはありますが、あちらもGZ32を整流管に使っているので同じ雰囲気がするのかもしれません。 それとも、今回のアンプがメーカー品の完成度に近づいてきたのかもしれません。 かなりまっとうな音にはなってきているので、自作としては音では及第点でしょう。 ノイズとかはやはりもっと磨かなければいけない点が沢山ありますので、まだまだという感じですかね。 3A/109Bはもう少しテストしたら、入力及び出力トランスを変更して作り直すことを検討していたのですが、しばらくこのままで使ってみようかという気になってきます。
02/16/2006 3A/109Bアンプですが、以前、少し試した時にかなり好印象を持っていた整流管GZ32を再度使ってみました。 球の大きさや形もこれが一番近いので以前から使って見たかったのですが、GZ34やGZ37の使用で、音に関してはあまり好印象が無かったので、あまり考えませんでした。 D/Aコンバーターの使用以降、入力も充分となり音に力も出てきたので、今回テストしてみました。 なんとこれが、凄い効果をもたらしてくれました。 今までいくつかの直熱整流管やを試してきましたが、どれを使っても音はどちらかというと細身のすっきりという感じでした。 傍熱管のGZ37やGZ34では、音の透明感が直熱管のように出ないので使ってきませんでした。
ところが今回のGZ32では、透明感の減少は少なく、それ以上に音の重心が下がり、この出力管では未だかつて味わったことの無い重量感が出てきました。 また、音に粘りがあり弦楽器のボーイングもとてもいい雰囲気と響きがでます。 そして、音の立体感、特に奥行きが随分出てきました。 ライン・アンプのSV310で整流管の274Bを使ったような効果がでてきました。 プリアンプから全てヨーロッパ管での統一がこんな効果を出してくれたのでしょうか? ここまで出れば、音的にはほとんど文句なしという状態に近づいてきました。 あとは、交流点火でのハムがもう少し少なくなってくれればいいのですが・・。 直流点火で同じような音が出ればいいのですが、今までの経験では今回のGZ32での効果とは逆の効果が出てしまいます。 但、この球は電話中継用の古い球なので、以前は電池使用の可能性があるので、直流点火でもかなりいいかもしれません。 近いうちにテストしてみたいと思います。
02/04/2006 CV851アンプ、まだ少しゲインが大きいのか、ライン・アンプのボリュームの位置が9時方向以下になってしまいます。 この位置では球の本来の良さが出し切れない気がします。 パワー・アンプ側の入力ボリュームも3時方向以下に下げて使うと音に力がなくなります。 トランスの2次側を並列接続してみましたが、それでは小さ過ぎるようです。 なかなか難しい・・・。 もう少し増幅率の小さな球を使用することも考えられますが、音の質が変わってしまいそうなのでしばらくCV851を755E用に使い、3A/109Bアンプを602Dで使用してみます。 
久しぶりに鳴らしましたが、やっぱりこの組み合わせ、響きが(特に高域の響き)とても美しいです。 ホーン・ツィーターらしくきちっとエッジが聴いているんですが、刺激的な音は出ないで、響きがとても柔らかです、チェンバロやギターも音像が大きくなり過ぎませんし、弦の響きも美しい。 ワーフェデ−ルやローサーで鳴らしている時とあまり変わりがありません。 アンプの音を素直に出してくれるのかもしれませんが、改めてALTECの実力を実感させられます。 このところ、クラシック系の音楽を聴くのが多くなっています。 バロック中心ですが・・。 あと少し低音の量感が出て、大編成の演奏が聴けるならばこのままで聴きたくなります。 この真空管でもう少し調整して力感とスケール感が出るか、もうちょっとチャレンジしたいですね。
他の英国製スピーカー達の出番がありません。 ちょっと嬉しい悲鳴かな。 部屋を埋め尽くしているので処分を考えなければいけません。 場所があれば置いておきたい気もしますが、現状の性能を維持するために定期的に全てのアンプに灯を入れ、スピーカーから音を出してやらなければいけないのですが、沢山あると全てを定期的に鳴らすのが難しくなってきますから、メインテナンス等考えて保有機器を選択しないといけないですからね。
また、サイトのほうは、しばらくメンテナンスしていないCDのコーナーを少し整理してみようと思います。
01/09/2006 年末導入したスピーカーはしばらく3A/109Bアンプで色々なテストをしました。 高音に透明感があり美しく響いて、この小出力アンプでもかなり良く鳴ってくれますが、さらにアルテックの良さを出すためにこのスピーカー用のアンプをこの休みに試作しはじめました。 第一弾は3A/109Bがかなり綺麗な音で鳴ってくれたので、その良さを生かしつつ低音が出てバランスよく鳴らすことを目標にしてみました。 また、今回は同じく昨年導入したSV310のプリ・アンプを使えるように入力トランスなしで、高入力インピーダンスで受けるアンプにします。 
とりあえず、高音に透明感のある美しさを求めるとヨーロッパの直熱管がいいのですが、手持ちではSTCのCV851かPT15ですかね。 6.3Vヒーターですので、直流点火にしないとハムのレベルを下げることができないでしょう。 ちょうどVT52PPがもう一つ好みの音にならなかったので、このシャーシと電源部を使ってCV851を使って試作してみました。 VT52PPでは6SN72段で増幅していましたが、ちょっと増幅度が高すぎるので今回は6J5一段での増幅に変更しています。 SV310の音の粘りと密度感によりピアノや管楽器はもちろん、弦楽器もかなりいい音で鳴ります。 しかし、3極管シングルの小出力アンプですので、編成が大きなものでは今ひとつ鳴りきってくれない感じです。 このあたりではLS3/5aにまだ負けています。 こういったソースでも同等またはそれ以上を目指していきたいと思います。