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更新日 今日の独り言
12/18/2005 手持ちのスピーカーをメインとして使おうと色々アンプ等を調整してきてかなり良い状態になってきましたが、やはりもう一息と言う感じが拭えませんでした。 10月頃からいろいろ足を運んで見ていたのですが、今までのフルレンジ等でのテストで分ってきた自分の部屋の響き方の性格に合いそうなスピーカーを見つけることができました。 まだ搬入されたばかりで調整中ですが、設置方法とか、アンプ等を整えて今後のメイン・スピーカーにしたいと思っています。
いろいろなタイプをテストしてきましたが、やはりアルテックのホーン・タイプが好みに合いそうです。 また、形式も自分の部屋で使うには以前と同様に同軸が適していると思いますが、604系のホーン・ツィーターでは強すぎるようなので、今回は3KHzから上をホーン型ツィーターでカバーする602Dにしました。 大きな箱もちょっと低域が余りそうなので、かなり小さめな箱に入ったものです。 下の写真のように、38cmユニットがギリギリ入るほどの幅なのですが、やはり今までのスピーカーが20cmレベルなので、それでもとても大きく感じます。 一人で運べるレベルの重さですので、なんとかメインテナンスも楽そうです。 但、ちょっと集めてたまってしまったフルレンジの置き場所を考えないと、ちゃんとした設置ができないのでこれからいろいろと大変そうです。 これまでのテストでは、かなり色々なジャンルの音楽をもこなしそうです。 ガンガン前へ出てくるアルテック・タイプとは少し趣が違い、3A/109Bアンプで鳴らしているせいもあるかもしれませんが、755E系の刺激の少ない音です。 但、音は引き締まっているので低音等も聴き易い感じです。 さすがに38cmの威力は凄いですね。 小さな箱であまり量感は無いとはいえ、ロードをかけて増幅した音でなく、しっかりとユニットからダイレクトで低い音が出ていて、とても安心して長く聴いていられる音です。
11/27/2005 DAコンバーターですが、真空管バッファー・アンプとFETバッファー・アンプ両方の出力があり、性格の違いを使い分けることができます。 先日の記述は主に真空管バッファー・アンプを使用した時の音に関する感想ですが、あくまでも、スピーカーやアンプとの組み合わせでどちらが合っているかの問題です。 例えば、私のシステムの中ではQUADのアンプとROGERSのLS3/5aの組み合わせでは既に充分粘りのある音が出ていますので、真空管バッファー・アンプとの組み合わせではドロドロとまではいきませんが、音が重くなって弾んでくれません。 この組み合わせでは、ソースによっては、どちらかというともう少しすっきりした音にしたいと思っていたので、FETのバッファー・アンプを使うことにより、この改善が可能です。 リボン・ツゥィーター等のすっきりしたものをスーパー・ツゥィーターとして使って改善することも考えていましたが、このままでも結構使えそうです。
11/24/2005 久しぶりに新しい機器を導入しました。 以前より考えていた、バッファー・アンプに真空管を使ったD/Aコンバーターです。 予定していたものとは違いましたが、今年製造中止になった機器が安く出ていたのと、アンプ・スピーカーのセットが4セットもあるので、将来的には2台のD/Aコンバーターが必要になりそうですので、とりあえず購入してみました。 これが実に効果絶大です、以前から信号の小さな部分での真空管の使用により、音の密度や浸透度、また空気感や音場感がとても良くになることは色々な実験で分っていましたが、これほどの効果があるとは思っていませんでした。 低音の力感やパワー感が足りなくて、ジャズ用に別アンプや、単段をやめ2段増幅のアンプに改造することや、プリ・アンプの組み合わせの変更を考えていたSVC-500との組み合わせで聴く3A/109Bアンプですが、本来の音に戻ってまいりました。 とても1W以下の出力とは思えないほどのしっかりしたバランスで鳴り出し、また情報量も多くなりとても饒舌な感じの音味になっています。 一言で言えば、音に粘りがあると言うのでしょうか、FETのバッファー・アンプでは、これがサラサラな感じがしています。 ジャズを躍動感のある音で鳴らしてくれます。 それでいて、弦楽器を艶のある音色で聴かせてくれます。 バッファー・アンプのエージングが進めば、もっと落ち着いた音になると思いますが、いろいろなアンプの改造計画やスピーカーの変更等を考え直させる音に驚かされています。 ローサーの元々の性格から、大編成の音楽は無理ですが、小編成ものでは色々なジャンルの音楽を楽しませてくれます。
10/02/2005 4033Xアンプのドライブ・パワーが足らない感じで、音に力感がないので、600Ωバランス入力を3A/109Bアンプに譲ることにしました。4033Xのほうは、入力トランスをTKS−27とし、150Ω/100KΩ受けとして、25倍程の倍率にします。 TKS−27での入力は以前も試しましたがなかなかパワー感もあり、しなやかな音の感じがします。 しばらく、入力はヘッドフォン・アンプからになりそうです。 
4033Xで使っていたシャーシ(SL−770)を3A/109Bに譲り、SVC−500に接続します。 SVC−500のドライブ力が弱いのか、HD−51でドライブするより低音の力感が弱い感じがします。 SVC−500の真空管の交換等もテストしないといけないかも・・。 やはり、プリの出力インピーダンスが低いほうが、力強い音がでるのでしょうか・・・。
09/19/2005 やっとSV310が完成いたしました。 まだエージング中ですので、音云々を評価できるような状態ではないのですが、数時間聴いた感じでは(まだどんどん音がこなれていっている状態です)、音に密度感を持たせながら、それでいて刺激的な音を極力なくしてくれるという期待した方向へ向かっているようです。 現在、このライン・アンプの出力インピーダンスに合う入力方式のパワー・アンプはVT52PPのみなので、使用に制限はありますが、今後はこれに合う形で設計していきたいと思います。
見た目はパワー・アンプのようですし、隣の3A/109Bのアンプと比べても、こちらのほうがパワー・アンプらしいというのもなんですが、これが音を性格づけるという気がしてなりません。 
09/10/2005 休みの内一日は、仕事で使っているPCのHDDの調子が悪くなったので、新しいハードディスクを購入し、全て現在の状態にセットアップしなおしでほとんど費やしてしまいました。 で、プリアンプはシャーシへの部品の取り付けが終わり、後は配線のみの状態になっています。 信号が小さく、全てノイズに跳ね返ってくるので、ここからが一番慎重に行わなければいけませんので、あわてないでやることにします。
パワー・アンプのほうは、350B/6V6アンプをITTの3A/109Bのシングル・アンプに改造しました。 もともと2A3用に設計されたシャーシですので、直熱管でも問題なしです。 今回は交流点火を試験をしたかったので、不安でしたが交流点火にしてみました。 4Vで0.25Aと小電流ですので、かなり有利です。 8Ω系のスピーカーではほとんどハム等が聴こえません、さうがに16Ωのローサーでは少し聴こえてきます。 相変わらず、ローサーはノイズにはシビアです。  まだ、エージング中ですので、音はどんどん変わってくると思いますが、15時間ほどのエージング後の感じでは、0.5〜0.6W程の小パワーにも限らず、4033Xアンプのように音に厚みがって密度感があります、このあたりは、WEの100シリーズ相当(104Dと同等管と言われています)だからでしょうか・・。 それでいて音像が大きくならないのはさすがに直熱管のせいでしょうか・・。 まだ高域の伸びが若干悪い感じがするのですが、このあたりはエージングで変わってくるかもしれません。 とっても楽しみになってきました。
09/07/2005 随分間があいてしまいました。 しばらく仕事の方が忙しく、夏休みもとらずに頑張っていましたが、やっと区切りがついたので、今日からお休みです。 この休みには、以前から入手しておいたサンバレー(キット屋)さんのプリアンプのキットを作成する予定です。 このプリアンプ、出力トランス付きですがSVC−500と違うところは、バランス出力がないことですね。 但し、音の密度・実体感や空気感・臨場感はこちらのほうがかなり上回ります。 6384パワー等でのより厚みや、音密度の高い音を望んで入手しました。 今年はというよりは、このところプリアンプばかりに投資している感がありますが、今までの経験からすると信号の小さなところで音の密度とか空気感を充実させることが、一番効果が大きいと信じているので、気に入ったものが見つかるまではしょうがないかと思っています。 今回のSV−310は、前回のSVC−500と共にこれから長く使うアンプの一つだと信じています。 バランス出力ではないので、6384のパワー・アンプは設計のしなおしが必要になります。 シャーシを4033Xに明け渡して、600Ωトランス入力でバランス入力の4033Xシングルの単段に再度作り直しをしました。 こちらは、SVC−500と組み合わせて755Eを鳴らそうかと思っています。 とりあえずは。Lowtherのジャズ用にしてあります。 で、SV−310と組み合わせるアンプですが、6V6シングル(350B用に作った試験機ですが)をTKS−5を10KΩ入力に接続して調整中ですが、Lowther用に以前から入手しておいたITTの3A/109Bという通信管を使って作り直そうかと思っています。 1W未満しか出ない球ですが、6V6でも1W程度なので、問題ないかと思っています。 SV−310での密度感の向上により、小出力でもかなり実体感のある音が出るのではと期待しております。 長い休みではないのですが、この2台だけでほとんど終わってしまいそうです。
05/29/2005 SVC−500、なかなか気に入っておりますが少し音の響きが硬い感じがします。 エージングの不足のせいもありますが、以前からの経験でプリ・アンプには響きが美しいヨーロッパ系の真空管が私の好みに合うようです。 このアンプには標準でJAN球高信頼管のPhilips−ECGの6189が使われています。 このメーカーの球はJAN球でありながら、豊富にあるらしく今でもそこそこの値段で買えますが、個人的にはあまり好きな音色にはならないので大きく音にかかわる部分にはあまり使っておりません。 今回もここでかなり音が変わりそうなので、ヨーロッパ管の在庫を探しました。 以前からプリ・アンプ用にとっておいたValveElectronicの「CV4003」と、最近入手した仏・MAZDAの12AU7Wがありました。 一応ここは虎の子のCV4003を使うことにします。   以前もラックスのプリ・アンプ(CL34)の真空管をジーメンスに替えただけで全く響きが替わって、とても好ましくなったので今回もとっても楽しみです。 
さて、早速、6384パワー・アンプとローサーでチェンバロのソロを聴いてみます。 いやぁ〜、これはこれは・・、とてもいい響きがします。 久しぶりに旧式QUADのESLで楽しんでいた頃のチェンバロの響きが戻ってまいりました。 特に余韻が美しく残り徐々に消えていくのが目に見えるような雰囲気でとっても満足な気分でした。 ヴァイオリンも今迄でもかなり良かったのですが、より響きが柔らかくなりました。 まだまだ最善とまではいきませんが、かなり聴ける音が出始めました。 もう少し中音がふっくらするといいかもしれませんが・・。 ギター、これもチェンバロと同じく響き・余韻共に申し分なく鳴ってくれてます。 今のパワー・アンプとの組み合わせでは、かなりいいものができたと思います。 他のジャンルでは、もう少し違うアンプでテストしていきたいと思います。
また、組み合わせなんですが、ジャズ用には755では少し低音の締りが緩めに感じていたので、ここはもっとアルテック・テイストを求めて409−8EにTrusonicのトゥィーターを組み合わせてみました。 アンプはKT66のシングルにしています。 これなかなか楽しいジャズが聴けます。 ただ、409−8Eを置く場所が限られているので、好ましいセッティングには程遠い状態になっています。 ま、でもそこそこの音が出るのはたいしたものです。
755もトゥィーターを繋がない単独での使用がよさそうなので、このまましばらくこれで聴きたいと思います。 パワー・アンプもこの組み合わせ・仕様で作り直す必要がありそうです。
05/08/2005 新しいメイン・システムのコンポーネントを連休中に入手しました。 600Ωトランス・バランス出力付きのライン・アンプ、サン・オーディオさんのキット、SVC−500です。 限定らしく現行商品リストにはありません。本来はこの連休中に一台同様な仕様のライン・アンプを製作しようと思っていたのですが、たまたま特価セールで安くなっていたのと、同一仕様のライン・アンプが2台以上必要でしたのでちゃんとしたものがあってもいいのではと入手しました。 早速先日入力トランスを替えたばかりの6384アンプを再び、600Ω入力のトランスにもどしバランス入力用にXLR端子に変更し、バランス用ケーブルを作成し準備完了。 いやいや、以前の6384アンプの弱点(浸透力の希薄さ、弦楽器の高域での若干の硬さ)を克服し、良さが前面に出てきました。 これでメイン・システムの座にローサー中心のシステムを押し上げてしまいました。 久しぶりにオールマイティーなシステムが出来上がりました。 しばらくはこの組み合わせで色々な音楽を聴いてみます。 
当初予定していたライン・アンプですが、シャーシのデザインがなかなか決まらず、やっと連休終盤にシャーシの加工を始めたところで、まだ完成しておりません。 これが出来上がったら755Eのシステムももっとよく鳴ってくれるかもしれません。 現在の組み合わせでもジャズはとっても気持ちよく鳴ってくれていて、メイン・システムにしようかと思っていたところですから、ちょっと楽しみです。
04/30/2005
やっと連休に入りました。 多少は仕事をこなさなきゃいけないですが、今年は出張もなくなんとかまっとうなお休みになりそうです。 とりあえず、今日は仕事をこなしながら6384アンプの試聴の続きをして、その後ちょっと遊びで755EとTruesonicのトゥィーターの組み合わせを1台のアンプで鳴らしてみました。 350B/6V6のアンプは8Ωと16Ω両方の端子を使えるので、755Eを8Ωに、トゥィーターを16Ω端子に接続します。 今までは2台のアンプで色々テストをしましたが、今ひとつ繋がりがスムースではありませんでした。 さすがに同じアンプでのドライブですから、音味に違和感が全くありません。 アッテネーターを付けていないのでバランスが悪いかと思ったら、何故か非常にスムースな繋がり感です。 ホーンらしくエッジの立つ音が出て、ジャズがとっても良く鳴っていますし、一方ヴァイオリン等もあまりきつさが感じられません。 こちらもかなり気に入った音が出ています。 連休の間に色々なテストをしてみましょう。
04/26/2005 先週末の試聴でドライブ・パワーの不足が感じられた6384アンプですが、急遽以前より試そうと思って置いておいた小型の出力トランス、(実はエレキットのTU−870に使われているトランス)があったので、これで入力インピーダンスをP−1のパワーが出る範囲にまで下げ(P−1は純A級のため、インピーダンスが低いほどパワーが出ます。)、尚且つ昇圧比を25倍程度に大きくして強力なドライブが出来るように改造してみました。
さすがにこれはしっかりと効果がありました。 Volumeをあまりあげられないほどの大きな音が出るようになりました。 音に浸透力が出て、どんなジャンルも鳴らせそうですし、またどんなスピーカーも鳴らしてしまいそうな雰囲気を持っています。 しばらくローサーに繋いで色々テストをしてみようと思います。 但し、分解能はかなりいいので前に押し出すような音の出方は感じられにくそうそうです。 低域も出ているのですが、よく締まっているので量感はでてきません。 なかなか鳴らすのが難しいアンプかもしれません。  
04/24/2005 先週急遽作成した6384アンプですが、その後いろいろなソースでテストしてみました。 やはり感じるのは、ドライブ・パワーが足りないことですね。 このアンプで使っている入力トランスは、600Ω入力で9倍くらいの昇圧ですのでちょっとこの6384鳴らすには足りない感じです。 HD51をプリアンプとして使った場合、もう少しドライブ力が出てくるんですがこの組み合わせではちょっと6384の分解能が生かされない音になってしまいました。 もう少し分解能がよく、出力インピーダンスが合うプリアンプが必要かもしれません。 または、ドライブ段に低インピーダンスで強力な真空管を使用してのドライブが必要かもしれません。
04/17/2005 今週末ははスピーカーの置き場所変更をしました。 しばらく、使えないのは分かっていつつQUADのESL63の残骸を置いてあったのですが、やっと今回処分しました。 広がった空間にLawtherとRogersを移し、バロネットをコーナー奥に置けるように台を変更しました。 やっぱりESL63がかなり場所をとっていたことを実感しました。 ただ、LawtherとRogersの左右の間隔があまり開けられないので、どれだけ拡がり感が出せるかがこれからの課題です。 
 
また、以前から興味のあった6384という真空管を最近入手したので、どこかでアンプを造って試して見たかったのですが、KT66アンプを大幅に治す必要があったので、アウトプット・トランスを変更し、ソケットの配線もやり直して6384用のアンプにしてみました。 この真空管、USソケットですが、ピンの接続が特殊なので、6L6系ではありますが、他の真空管とは挿換えができません。 ネット上で製作された皆さんがとても分解能のよい音がすると言われていたのですが、それが正しいことを実感しました。 トランジスター・アンプの中でも癖のない素直なA級アンプのような音の出方です。 以前使っていた、M−22やM−300に音味がとても似ています。 Lawtherとの組み合わせでは、クラシック系、特にチェンバロ等ソロ楽器では音像も大きくなり過ぎず、なかなか素晴らしい感じです。 ただこういった素直で分解能がいいと、音圧感とか密度感が出にくいので大編成のものやジャズでは、押し出しが足りません。 特に中低域ではよく抑制が効いて、今までのアンプでは出ていない音まで再現できているのですが、素直すぎて音圧が感じにくくなります。 久しぶりに旧型ESLのような音味を聴けました。ちょっと嵌るかもしれません。 ただ、ジャズ用にはもう一台厚みのあるものが欲しくなりますね、4033Xとか349Aとかの・・。 それか、プリアンプで厚みをつけるかですね。 思ったとおりの音が出て大満足の週末になりました。
04/10/2005 色々な真空管のテストをしてきたのですが、今回は久しぶりに原点に戻って350Bでテストしました。 他の出力管のテストをしてて、やはり755Eとの相性が気になりました。 6V6Gでかなりいい音が出ていましたが、350Bでは低音の量感や空気感がよくでます。 以前のテストでも良い結果が出ていたんですが、特に状態の良いNUマークの350Bはかなり聴かせてくれます。 STCの4033Xに比べてもう少し柔らかさとふくよかさが持ち味です。 でも同一レベルの音味の違いになります。 4033Xでは力強さが持ち味ですから、どちらに比重を置いて鳴らすかですね。 もう少しテストをして決めていきたいと思います。
LS3/5aがQUADとの組み合わせで、色々なジャンルを楽しめるリファレンスとしての役割を満たしていますが、それ以上に楽しめる音で鳴っています。 これを聴き続けているうちに、そろそろメインのスピーカーを決めてゆっくり音楽を楽しみたいと思えてきました。 色々な種類のフルレンジでジャンル毎に切り替えて聴くのもいいんですが、安心できる音でゆったりと聴きたいという願望が強くなってきました。 ただ、この数年の経験で、今の部屋はあまり広くないのとかなりコンクリート壁による響きが多いので、で大型のウーファーや大きなホーンでは、ちょっと煩く感じそうです。 で、次の代替案はイギリス、BBCモニター系の中型クラスでしょうか・・。 どうもイギリス系のスピーカーは低音の出方が躍動感が出にくく、もうひとつ好みとは違うのですが、アンプやその他の補足で治すことができれば、メインになる可能性があります。  上記テストと同時にこうしたことも考えてみましょう。
04/03/2005 今週末はまた出力管のテストの続きです。 ただKT66のNewアンプのほうがまた片チャンネル調子が悪く、トランス等交換を含む大掛かりな作り直しをしなければいけないようです。 ついでに、全く違う種類のアンプにしてしまうこともできるので、現在考慮中です。
さて、出力管のほうですが、6V6がとても結果がよかったので、下記の写真のようにG管のセットでテストをしています。 6V6GはフランスのMAZDA製で以前から4033X等のドライバー管として使い音味的には好結果を得ています。 いろいろなCDで確認したところ、相性的には次のような結果になりました。
LS3/5Aでは、小編成のクラシックではとても柔らかく艶のある音を聞かせてくれました。 小出力でもあり、大編成ではかなり辛いのと低音があまりでません。 やはりこのスピーカーではQUADとの相性がよさそうです。 以前からBBCモニターとQUADのアンプの相性の良さは評判でしたが、古いQUADUでもそれがあてはまるようです。 ただし、CDからプリの22を通すとちょっとゲインが大き過ぎるようです。 Volumeの細かいレベルでのコントロールができません。 
755Eでは、なかなか相性が良くあまり出力不足も感じません。 どんなジャンルでもとてもハイレベルな再生をしてくれます。 以前からどんなジャンルでもそこそこ鳴らしてくれるという感じがありましたが、ここではそこそこではなく、かなりハイレベルになっています。 STC4033Xでは音に力強さとか厚みがありますが、6V6Gでは音の艶と滑らかさが特徴ですかね。 でも、決して音が非力という感じはありません。 滑らかなので力強さが前面に出ませんが、躍動感はあります。 但し、出力の差はありますので、中低域での厚みではかないません。
PM6Aでは、今ひとつという相性になりました。 このスピーカーではホーン・スピーカーに負けない音の密度感と浸透感が特徴ですから・・。 出力感は問題なさそうなのですが音の厚みとか密度感が出てこないので、ローサーのよさが今一歩感じられません。 また、弦楽器などもそれほど柔らかさがでていません。 決して悪くはないのですが、ちょっと中途半端な結果でした。
Trusonicの80FRでは、かなり好感の持てる音味でした特に中高域では350Bに負けないような音が出ています。 ただやはりモノラルでは低音の量感が不足した感じがいなめません。 このスピーカー、モノラルでは350Bのほうがベスト・マッチのようです。 但し、ホーン・トゥィーターのほうは、厭味な音が出ず、浸透感もふそくしないので、350BやKT66よりもこちらのほうが似合っているようです。
Super8では、この球の柔らかさや艶やかさが生きてきて中高域ではこのスピーカーの良さをとてもよく引き出しています。 ギターとか小編成の演奏では全く問題ありません。 現在、モノラルで使用中なのでちょっと低域の不足はいなめません。 ステレオにすれば、かなりいけるでしょう。 但し、大きな編成ではシングル・アンプでは難しいかもしれません。 パラ・シングルやプッシュ・プルで低インピーダンス・ドライブがいいかもしれません。

カソード抵抗が350B用に低めなので、ちょっと気になったのですが、プレート電圧があまり高くしてないのでオーバー・ロードではなさそうなので、WEの349Aを試してみました。 当初、80FRで中高域がよかったので、Trusosnicのホーン・トゥィーターでの相性を期待したのですが、ここでは今ひとつ音にクリアーさがないように感じました。 結構音が落ち着くまで時間のかかる球なのですが、他のスピーカー、755Eでも同様な結果でしたので出力不足なのかもしれません。 ところが、PM6Aでは全く違った表情が出てきました。 STC4033Xで鳴らしていた時のような、素直な音でありながら音に厚みや密度感が感じられます。 ローサーの高能率に合ったのでしょうか、ピーキーな高域になりやすいPM6Aを安心して聴かせてくれる音です。 弦楽器、ヴァイオリン等でもちゃんと聴ける音で再生してくれます。 KT66では、ジャズがUS製のホーン・スピーカーのようにピアノや管楽器できらきらした輝きを感じさせてくれる反面、弦楽器ではきつくなる感じがしていたのですが、349Aでは決してきつさや厭味を感じさせません。 それでいて、ドラムの革張り感やアタック感も出ていますし、空気感もしっかり出ています。 また、4033Xでは厚みが邪魔をしていたクラシック・ギターやチェンバロが多少しっかり感が強いですが、充分聴ける音になっています。 漂うような感じは出ませんが、小編成の音楽ではオールマィティーという、ローサー本来の特徴が出てきた感じがします。 ちょっとしばらくこの球で鳴らしてみたくなりました。
03/27/2005 6GA4はなかなか面白い、前に張り出す感じでジャズ等には向いています。 とっても小さな体なのに、350Bの3結よりもパワーが出るし、より小電流で働くので、小型アンプにはよさそうですね・・。 ツゥィーター用に使ってもそんなに線は細くならないので、これは使えるかもしれません。 6V6GTは前に出るタイプではなく、中高域がとてもさわやかでありながら艶やもありよく引き締まった音です。 とっても素直な音で余分な響きもなくとても聞きやすいですね。 確かに昔からよく音のいい球として言われてました。 以前UL接続でPPにした時には感じなかった音味です。 GT管ではちょっと小さく感じるので、G管なら視覚バランスがいいかもしれません、その場合整流管もG管の5V4Gかな。  これらの球はもともと大型出力管のドライバー段に使おうと思って集めたのですが、単段アンプにしてしまうと出番がありません。 小型アンプやライン・アンプの終段に使う予定ですので、音の傾向等調べて見たいと思います。
03/24/2005 KT66アンプは、もともと350B用に設計したアンプに真空管のみ交換したんですが、KT66本来の性能を発揮させるためには少し電圧が低いのと、出力トランスのインピーダンスもベストの状態ではありません。 また、管の大きさもアンマッチで、窮屈に見えます。 一方、4033Xアンプは電源トランスや出力トランスの容量がかなり大きめのものを使ってありちょっとオーバー・クォリティーぎみでまたスペースも余裕ありすぎかも、なので、両方のアンプのシャーシ・出力トランス等を交換することにしました。 電源トランスはそれぞれのシャーシに合うように交換が必要です。
先週末にとりあえず、KT66の新アンプを4033Xアンプの部品変換及び再配線を行い移転完了しました。 元のKT66アンプは4033X用の部品が揃うまで350B用で使います。 ちょっと思いつきで、この2台を使って差し替え可能な出力管のテストをしてみました。 箱の奥を探したら、EL34や6GA4が出てきました。 これらであれば、何も変更しないでそのまま作動できます。 それ以外の小型出力管(349A等)は電流が大きすぎる可能性があるので、今回は見合わせて、もっと時間のあるときにテストすることにしましょう。 かなり電圧が低めなので大丈夫だとは思いますが・・・。 また、807や336A/42等もソケットの交換やトップ・プレート用の配線も容易しなければならないので、350B用の新アンプを作る時まで待ちましょう。
EL34は電圧が高めの方がよさそうなので、KT66との差し替えにします。 350Bのほうで、6GA4や6V6GT等、小型管をテストします。  EL34では少し柔らかめな音になり、KT66に比べるとクリアーさが鈍る感じがします。
03/13/2005 QUADとLS3/5aの組み合わせ、なんとか毎日少しずつですが灯を入れ鳴らし続けてきたら、やっと週末になりかなり本来の音がでてきたように感じます。 先週末ではまだ一枚膜がかかったような感じだった音がとてもクリアになり強音時にははっきりとした音で前に押し出してきます。 この感じ、通常はイギリス製のスピーカーでは奥行き感は出ますが前に音が出てくるのはあまり得意ではないのですが、QUADのアンプではそこを補っているところがあります。 また、多極管のプッシュ・プルなのに高域がとても柔らかい。 ヴァイオリン等弦楽器の擦る音がとても気持ちよく鳴ってくれます。 この辺りはRogersのLS3/5aの持ち味を殺さずに不得意な部分をよく補っています。 但し、これとは裏腹に弦を弾いて引く楽器、チェンバロやギター等ではもうひとつ弾く瞬間の緊張感というのが、出てこない。 これはとても難しいのですが、弦を指で弾くのと何か硬い爪で弾くのではまた、違う音色が必要なようで同じスピーカーが両方をうまく鳴らせるとは限りません。 今まで色々なスピーカー使ってきましたが、これらを全部一定以上のレベルで鳴らしてくれるのはなかなかありません。 現在もそれで、古レンジをいろいろ集めて担当分野を小さくして聴いています。 例えば、弦を叩くピアノはローサーがいいし、弦を擦るものはこのLS5/3aが、指で弦を弾くクラシック・ギターはワーフェデールがゾクゾクするような感覚を聴かせてくれるし、ピックを使うジャズ・ギターでは、755Eのほうが合っている。 但し未だ、チェンバロを楽しくとかゾクゾクするような音で聴かせてくれるスピーカーはESL以来出会っていません。 NS1000MMを真空管アンプで鳴らした音は、高音が漂う感じが出てかなりいい線行っていましたけどね。 でも、あのスピーカー、LS3/5a等と比べると音のバランスがどうもよろしくない。 もう少しバランスがよくて、漂う感じが出ればいいなと欲張っています。
03/09/2005 そういえば、先日久々に整流管CV378の太管を見つけました。 以前から通常のGZ37と比べて音場の拡がりとか空気感に違いがある気がしていて、好きな真空管のひとつです。 1本のみでしたが購入し早速、KT66アンプに使用してみました。 奥行きがより深く感じられました。 QUADから拝借した時にGZ32も一緒に使っていましたが、専用のKT66への挿し替えと同時にこのCV378を使うことにしました。 高さはこの整流管のほうが高いのですが、全体の雰囲気ではこの球はKT66に似合っている感じがします。 以前購入した一本と合わせて2本になりました。 将来のメインテナンス用にもう一本くらいは欲しいと思っています。 個人のプライベート使用ではかなり長期使用が可能だとは思いますけどね。 そういえば、ネットで色々見ていたら、LS5/1aと同じように好きな音のスピーカーであるQUADのESLを2台パラレル接続で使用した、ダブル・スタックが売り出されていました。 どうして同じような時期にこういうものが次々と出てくるのでしょう・・。 こちらは、オリジナルを以前自分の部屋で使っていて手放してしまったものですが、是非再度使ってみたいスピーカーです。 もし、置き場所と財布に余裕があればことごとく入手してしまいたいですね。 でも、ESLも後方の壁との距離を必要とし、置き場所の面積が要求されるので難しいですね。
03/08/2005 やっと、シングル用のKT66を入手しQUADのアンプも調整したので、久しぶりにリファレンス・システムをまともに鳴らせました。 ただ、フルレンジ・ユニットを集めて鳴らしているので、本来の実力が発揮しえうる状態でセッティングできないのが辛いですね。 どうしても複数のスピーカーを狭い部屋で併用するときには、ほとんどのスピーカーは最良のセッティングができなくなって、なかなか100%の音が聴けないことですね。 やはり本来はメインをひとつに決めて、そのスピーカーに最良の場所を提供し、それ以外はサブとして部屋の中でも違う壁面を使うとかしたほうがいいでしょうね。 でも昔から、メインがなかなか定まりません。  まだ慣らし運転状態なので、音を出してる間にどんどん音の出方が変わってきている状態です。 音がこなれてきたら少し良い環境・で鳴らしてみたいですね。 どうも今年は、以前修理等で苦労して置いてあるものが、なんとかなる年なのかな・・。 休眠中の機械の有効利用・再利用という面では、いいことですけどね。

そういえば、先週末に珍しいスピーカーを見てまいりました。 このLS3/5a等のBBCモニターの原点ともいうべきKEFのLS5/1aがあるお店に出ていました。 本来の原点はLS5/1で、LS5/1aはそれの改良型のようですが、実際に台数を作られたのはこちらのほうのようです。 KEFは私が最初に感動したスピーカー、#104のメーカーで、#104もこのBBCモニターの開発の技術から生まれてきたスピーカーですし、その高音用ユニットはLS3/5aにも使われています。 ある理由により、結局#104を入手することが出来なくて、その後いろいろなスピーカーを紆余曲折してしまったのではと・・思っていますが。 そんな過去もあり、ひとつだけ選べと言われたら、私にとってはこれをメインとしてそれ以外のものはほとんど処分できるかもしれないというスピーカーの一つです。  40年以上前のものでしょうが、状態がよくて環境が許すならば是非そばに置いて使いたいものですね。 いくら小音量で鳴らすとはいっても、でもやっぱり、今の部屋には大き過ぎるので搬入・移動といったことが大問題になりそうなので、手が出せません。 重量も一人では持てない重さだとお店の人も言っておりました。 もともと製作されたのが250台だけということらしいですから、こういうチャンスをのがしたら、もう入手するチャンスはないでしょうけどね。 完全なスタジオ・モニター用ですから、見た目は味もそっけもない作りですし(フロント・グリルは単なるスポンジで、大分傷んでおりました)、WE・JBL・ALTEC・TANNNOYといった人気機種でもないですからかなり手ごろな値段にはなっていましたので、既に何件か照会が来ているようでした。
01/23/2005 以前からリファレンス用スピーカーのLS3/5aの片側が内部の端子部配線の接続が接触不良になっていましたが、バッフル板の螺子が硬くてなかなか開けられなかったのでしばらく冬眠させていました。 久しぶりにバッフル板を開けるべく挑戦したら、なんとあっさり開いてしまいました。 いままでの苦労はなんだったんだろう・・・。 ま、とにかくこれで接続不良だけは治せます。 早速ハンダこて熱くして線を端子に固定しましたが、線がハンダがのり難いタイプだったのでちょっと悪戦苦闘してしまいました。 吸音材とかも邪魔になったので、作業がやりにくい。 とりあえず、なんとかくっついたのでめでたし、めでたし、かな? どうもイギリス製はこういったところが作業しにくくできてるような気がします。 早速、安く手に入れた中古のレシーバーで慣らし運転。 リファレンス用のアンプ・QUADもちょっとコンデンサーが劣化しているようだったので、冬眠させていたので早く修理をかんせいさせねば・・。 そうだ、QUADの真空管、KT66を他のアンプで使ってる・・・。 これも購入しなくては・・。  どうも、とりあえずの急場しのぎで借用をしてしまうので気をつけなければ・・。