Head Phone

<HD600>

色々なソースに一定以上のパフォーマンスを示してくれることで、今後メインで使っていこうと思うヘッドフォンです。 FDR-F1も凄い分解能で一音一音を隅々までくっきり見えるように再生してくれるので、ジャズではその性格がいい方向に働いてくれますが、クラシックではモニター・試聴にはいいのですがちょっと愉しむ気にはなりにくいので、当機を入手しました。 用途に応じて使い分けていくつもりです。 


まずは装着感、重量が結構あるものにしては、なかなか装着感もいいですね。 もう少し使い込むか、または、何か頭の大きさのものを挟み込んでエージングをすれば、まだまだ快適感が向上しそうです。 但し耳全体を包み込むタイプなので、夏はちょっと暑いかもしれません。 特に小編成のみならず、大編成のクラシックを楽しめるように再生してくれる能力には脱帽ものです。 値段も中級スピーカー並みですから、それ以上の結果を期待してしまいますが、それを裏切らない能力を持っているのが、凄いですね。 ソニーもなかなかいいのですが、やはりスピーカーを聞き比べた時に感じることと一緒で、なんだかんだ言っても日本的な音の出方がしているような気がします。 それに比べて、こっちはイギリス製やUS製のスピーカーを聴いた時と同じような感覚があります。 日本製のオーディオ機器ってよくこういう風に感じることがあります。 とっても分解能がよくて嫌味な音がしなくてとってもいいんですが、どこか色が薄くて味気ない感覚が残ってしまいます。 昔よりよくなっているのかなって期待したんですが、あまり変わっていません。 以前から、ほとんど日本のスピーカーを使わないのがこの理由です。 アンプでもそんな傾向を感じる時があります。特に超高級品に多い気がします。でも、それを求めちゃう時ありますけどね、味の濃いスピーカー使ったりしていると・・・・。 たまに日本的な音のするアンプで鳴らしたいと。
インピーダンスは300Ω位で、ラックスのヘッドフォン・アンプもいいんですが、CECのアンプとの相性もなかなかいいです。特に柔らかめの音が欲しい時には、CECで聴きます。 もっと厚みのある音が体感できるのは、CL36のヘッドフォン端子で聴いた時です。これも捨てがたい味があります。    by Masa


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