<Jazz CDs - Cliford Brown>

天才と言われながら、若くして短い生涯を閉じたトランペット奏者、クリフォード・ブラウン。 


Study InBrown 演奏者:Clifford Brown(tp), Richie Powell(p), Harold Land(ts), George Morrow(b), Max Roach(dr)
曲目 : 'Cherokee', 'Jacqui', 'Swingin'', 'Lands End', 'Gieorge's Dilemma', 'Sandu', Gerkin for Perkin', 'If I love Again' Take the A Train'
Comment: 数多くある、マックス・ローチとの組み合わせの演奏の中でも、代表作といわれる作品です。「ブラウニー」(クリフォード・ブラウンの愛称です)の演奏は、マイルス・デービスの抑制の効いた音とは方向が違う。奔放な音というか、非常に伸びやかな音がします。パーカーのサックスに通ずるようなビッグ・トーンで伸びやかに歌いあげるトランペットがそこにはある。天才の名を欲しいままにしたその才能がこの演奏にははっきりと残されています。この演奏をマイルスより上とする人も多いでしょう。ただ、両極端のような対比でしょうけどね。一方のマイルスはとっても抑制を効かせたクールな組み立ての演奏をする人。マイルスのミュートでのリリカルなバラードにはまた全然違う魅力があります。うーん、これは両方とも捨てがたい。
Max Roach& CliffordBrown inConcert 演奏者:Clifford Brown(tp), Richie Powell(p), Harold Land(ts), George Morrow(b), Max Roach(dr)
曲目 : 'Jor-Du', 'I can't get started', 'Parisian Throughfare', 'All God's Chillun Got Rhythm', 'Tendery', 'Sunset Eyes' 'Clifford Axe'
Comment :マックス・ローチとの組み合わせでは数少ない、コンサートのライブ録音です。このあたりは、貴重と思われる演奏を逃さず残している、プロデューサー、ノーマン・グランツの抜け目のなさというか、先見の明というか・・おかげで、我々は数多くの名演奏を今聞くことができるのですが。商売っ気が強すぎて、ミュージシャンとはあまりしっくりいってないといううわさの多い人です。そんなことを無視して演奏に聞き入れば、すぐにその演奏にのめりこめる素晴らしさがここでも味わえます。マックス・ローチのドラムスも素晴らしいできです。実際に演奏した期間は少ないですが、ブラウニーのCDは沢山でています。ほとんどのものが失望させないレベルでしょう。是非、一度はこの素晴らしさを味わってみて下さい。
A Night atBirdlandVol.1
Art BlakeyQuintet
Feb., 1954
バードランドでのライブ録音。 ハードバップ誕生を告げる演奏と言われている伝説のライブ演奏。 Volume 1
A Night atBirdlandVol.2
Art BlakeyQuintet
Feb., 1954
バードランドでのライブ録音。 ハードバップ誕生を告げる演奏と言われている伝説のライブ演奏。 Volume 2
'MoreStudy inBrown'
録音:1956年1月&2月、1955年2月、1954年8月

演奏者:Clifford Brown(tr), Sonny Rollins(ts), Harold Land(ts), Richie Powell(p), George Morrow(b), Max Roach(dr)
曲目: 'I Remember April', 'Junior's Arrival', 'Flossie Lou', 'Mildama', 'Jordu', 'These Foolish Things', 'Lands End', 'The Blues Walk'
Comments:最初の3曲が一番新しい録音でロリンズが参加しています。今までのクインテットの演奏の中でもグループとしてのまとまりもとても良く、非常にバランスの取れた素晴らしい演奏と言っていいでしょうね。その中でもやはりブラウンの演奏が光っています。この脂が乗り始めた時期で彼を失ったのはとっても残念ですよね。全体の質とか音質がいい演奏はあまり多く残っていないかもしれませんが、これはお薦めできる1枚です。久ぶりにハード・バップを堪能できました。