AMPLIFIERS

No.29 <EL32 Single Power Amplifier>

以前よりEL32という真空管を入手して省エネのアンプを作ろうと思っていたんですが、仕事のほうが忙しいのもあったんですが、ずっとできないでいました。 今年の初めに秋葉原の春日無線さんからEL32を使ったアンプのキットが発売されて、それも珍しいST管付きでかなり音がよさそうでしたので早速入手しました。 なかなか進まず時間がかかってしまいましたが3月に完成させました。  その後エージング中に「ポン」と音がして音が出なくなりました。 色々調べて、B電源回路のコンデンサーがわるそうなのが分かったんですが、なかなか代わりのいい部品が見つからず、また出張も多く忙しかったので手を付けられなかったんですが、とりあえず手元にある部品を使って仮修理してみました。
しばらくエージングしながらよさそうな部品を探して、修理しましょう。



EL32はヒーター電力がとても小さく(1.26W)、省エネ志向のアンプです。 出力はあまり大きくないですが、とても素直な音が出る真空管で、その特性が良く出たアンプだと思います。  低音の厚みは出にくいのでジャンルは限られてきますが、AMPEXのスピーカーとの組み合わせでバロックを素晴らしい音で鳴らしてくれました。 またボーカルも素晴らしい音で鳴ってくれます。 
構成: 6AQ7- EL32
出力: 2.4Wx2
出力インピーダンス:8Ω  
ボーカルがこれほど鳴ってくれるなら、2A3アンプをSTC4033Lアンプに改造中なのですが、このアンプ
でも充分かもしれません。 もともとは省エネアンプ及び、Trusonicのツィーターの駆動アンプにと考えてい
ます。 もう少し改善と手元にあるMullard製のEL32やUS性の6SL7または、5691等も使ってテストし
たいと思います。





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