AMPLIFIERS

No.18 <BENDIX 6384 Single Amplifier>

以前、6384で単段アンプを作り、素直で解像力のあるこの真空管の音の性格は掴みましたが、入力トランス一段では600Ωトランス出力のライン・アンプとの組み合わせでは増幅度が不足していて、私のシステムでは十分にその能力を発揮してくれなかたので、他の設計を考えていたのですが、前回から入力トランスなしのアンプを作り始めたので、今回6384に再チャレンジして試験機を組んでみました。 (May 2006)



前段は双三極管5687の2ユニットを左右両チャンネルで使用。 パラ接続で片チャンネルに一本づつ使おうと思ったのですが、ちょっとスペースが足りなくなったので今回は試験機ということで我慢しました。 5687は低プレート抵抗なので、片側でも低負荷で十分強力なドライブ力がありそうです。 ただしチャンネル間のセパレーション等では不利ですので、ちゃんと作り直す時にはパラ接続にしたいと思います。
やはり、SV310とか、SVC500のトランス・レス出力では出力が大きいのと低プレート負荷により十分な増幅及び、5687の持ち味であるしっかりして厚みのある音により、高解像度による音の弱々しさを補ってしっかりした音を出してくれます。 Lowtherでは音の奥行きも出てきて、透明感で音場の奥が見えるような気がするのはきのせいなのか・・。 Lowtherとはやはり相性がいいようです。 もう少し色々なスピーカーとも接続してテストしてみようと思います。 (May 2006)
構成: 5687 - 6384 ‐ PMF10WS / PMC170M - 5AR4 - PMC518H 
出力: 約1.5W  出力インピーダンス:8/16Ω   
回路図




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