AMPLIFIERS

No.14 <Sun Audio SVC-500 Line-Amplifier>

出力トランス付きのライン・アンプを作ろうと思っていたところで、たまに顔をだすオーディオ店でこのキットを見つけました。 現行の製品ではなく限定品のようですが、部品代程度で入手できることと、シャーシの加工が不要ということで、選びました。 CDの音に密度感とか、厚みや重みを付けるために小型の出力管を使うことも考えましたが、ノイズ・レベルを下げるのが難しそうなので、もう少し案を練ってからにすることにして、とりあえず一般的な構成のこのアンプを選んでみました。





12AU7を片チャンネル2段とし2段目はカソード・フォロア出力で、トランス経由の600Ωバランス出力とトランスなしのアンバランス出力になっています。 パワー・アンプが入力トランスでの単段アンプですので、このバランス出力にぴったりです。 実際の音出しでは、少し出力レベルが低いようで、音の密度感が薄くなって、単段では苦しい感じになってしまいました。 最近、出力音圧レベルの高いスピーカーを入手したのと、CDをDCアウトにしDAコンバーターを追加したら、入力レベルが少し高くなったようでかなり鳴ってくれるようになりました。
現在真空管は響きの美しさを重視して、ヨーロッパの高信頼管、CV4003を使っています。 US系の球のほうが、力は出る感じがします。
  
構成: 12AU7/ECC82 - TAMURA 出力トランス(20K-600Ω)  バランス入力では入力トランスを通ります。




 ( Audio-Amplifierのページに戻る)