速達郵便は表面の右上部に赤い線を引くだけでいいと知ったのだが

2016年12月15日

速達郵便は表面の右上部に
赤い線を引くだけでいいと知ったのだが

前回話題にした「はりの助」が認められた「ものづくり総合技術展」への出展では名前シールと年賀状の作成体験コーナーも設けました。年賀状作成では市販の年賀状本のデータも使えるように、500円くらいのを買ってきました。

体験で作成した年賀状は実際の年賀状の原稿として使えないように「見本」という文字を一緒に印刷するつもりでした。著作権の問題があるからです。それでも念のために出版社の許可を得るために文書で問い合わせをしました。すると「非営利であっても個人的使用の範囲を超えているので認められない」との回答でした。

別の出版社の本を買って、同じように文書を出すと、「通常は認められないが年賀状の普及に役立つと思うので今回に限り条件付きで認める」ということでした。

最初の文書は郵便局で出したので、「速達」の判も郵便局が押してくれました。2回目は郵便局が休みだったのでローソンで切手を買って「速達」の文字は自分で印刷することにしました。

昔は手書きで「速達」と書いて両側に線を引いたこともありましたが、念のためにホームページで調べると、「表面の右上部に赤い線を表示してください」(日本郵便HPの速達のページ)とだけ書いています。「速達」の文字はいらないのです。

A4用紙が折らずに入る角型2号の無地の封筒に「閃き工房 時遊人」関係の表示、宛先、郵便番号の赤い枠も含め全て「はりの助」で印刷するので、赤い線だけにするのも「速達」の文字を入れるのも手間ではありません。せっかく知ったから線だけにしようかとも思いましたが、速達で出すことの必要性から「速達」の文字も印刷しました。

昔は郵便が届くまでに何日かかかっていましたが、今は早く届くようになったので速達でも普通でもそれほどの差はないようです。でもそれは宛先の郵便受けに届くか手渡しされるかまでの時間です。速達は原則手渡しとのことですが、おじさんが問題にしたのはその先のことです。

郵便を受け取った人から担当者にわたるまでの時間と、担当者が処理をする時間を考えたのです。みんながそうだとは思いませんが、速達だと早く渡さなくては、早く処理しなくてはと思ってもらえるとの考えです。そのせいかどうかは分かりませんが、今回の問い合わせは2回ともすぐにメールで返事がきました。

もし今回の速達を赤い線だけの表記にしていて、受け取った人がその意味を知らずに速達だと思わなかったら、こんなに素早く返事が来ていなかったかもしれません。

赤い線だけでいいという簡素化は合理的かもしれませんが、「速達」の赤い文字にも意味があると改めて思いました。

ところで、速達の表記は赤い線だけでいいということは知ってましたか。

← 前    目次    TOP