スーパーのレジ操作に必要な技術

2014年4月20日

数ヶ月前のこと、おばさんが飲み会で夕食はおじさん一人です。作るのも面倒だったのでスーパーで惣菜を買いました。数種類の惣菜パックと寿司を取りましたがもう一品欲しいなと思い、何にしようか迷いました。

結局焼き鳥に決めました。食べ過ぎないようにたれを1本ずつにしましたが、パックは5本くらい入る大きさです。できればたれは別々に入れたいのですが無駄なことはせずに1つのパックに2本を離して入れました。

パックが斜めになって、たれがくっつかないように気をつけてレジに持って行きました。おじさんが並んだレジは三十代後半くらいの女性でした。その女性がバーコードを読み取る操作を見ておじさんの努力は全く不要だったと気づかされました。

そのレジのバーコードの読み取り部分(図の赤い部分)は垂直より少しだけ下に向いていました。つまり壁に向かってバーコードをかざす感じです。水平に置いていた焼き鳥のパックを手に取って、80度くらい傾けました。しかも取り出した位置から、読み取り部に投げつけるように勢いよく近づけたのです。


たれは仲良くくっつきました。焼き鳥だけでなく、汁のある惣菜パックも、きれいに並べられた寿司のパックも同じ扱いです。

読み取り部がこのような角度になっていれば、それは仕方ないのかなとも思いましたが納得がいきません。先日またおばさんの飲み会があったので同じスーパーに惣菜を買いに行きました。

今度は一番空いているレジではなく、普段から感じが良いなと思っている人のレジに並びました。気をつけてみていると、惣菜のパックはほとんど傾けません。せいぜい5度か10度くらいでしょうか、できるだけ水平を保とうとしている感じで読み取らせていました。


バーコードになるまでは数字のキーで入力していたので、スーパーのレジ係には入力の正確さと早さが求められていたでしょう。今はその必要がないので、バーコードを素早く読み取らせることが必要な技術だと思っていました。

でも今回のことで、商品を丁寧に扱うことが一番大事なことではないかと思いました。

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