エイトの電源を素早く切る

2014年4月10日

先日、「○○さんは、パソコンの電源を切ることもできないのですよ。」と言われました。○○さんは自分のパソコンも持っていたので、全くの初心者ではないはずなのにどうして、と思ったらパソコンを買い換えたばかりだったようです。

昨日で XP(Windows XP) のサポートが終了しましたね。今朝も「予算の関係でXPを使い続けなければならない企業がまだまだある。」と報じられていました。

今回のXPの問題は、対策を講じた場合にも影響があるようです。ある市町村の学校では、OSだけをセブン(Windows7) に入れ替えたようです。XP搭載のパソコンにXPよりも能力を要求されるセブンを入れたので、動作が重くなったと聞きました。仕事で使うにはかなりのストレスになると思います。

新規にエイト(Windows8、Windows8.1)搭載のパソコンに買い換えた場合も問題があるようです。それはセブンまでと大きく操作性が変わったことです。先の○○さんもエイトに買い換えたので、電源の切り方がわからなかったのです。

実はおじさんも、セブン搭載のノートパソコンをエイトにアップグレードしたときに悩みました。エイトをマウスで操作する場合は、マウスの矢印を画面の右上に合わせて「チャーム」を表示し、「設定」「電源」「シャットダウン」の順でクリックするということは調べていたのですが、「チャーム」が現れないのです。

色々試しながら調べる内に、USBで接続していた安物のキーボードが原因だとわかりました。それを外すと正常にチャームが表示されるようになりましたが、エイトで電源を切るのは手間ですね。セブンだとスタートボタンから「シャットダウン」をクリックだけなのに。

ということで、使っている人も多いかもしれませんが電源を切るときの便利なワザをお教えします。

デスクトップ画面(最下段の左側にある「Windowsキー」で切り替わる)で「ALT」キーを押しながら「F4」キーを押します。これで「シャットダウン」の画面が出るのでそのままエンターキーを押すだけです。上下の矢印キーで「再起動」や「スリープ」なども選べます(この時の初期値は「スタートメニューのプロパティ」で変更できます)。もちろんマウスでも操作できますが、キーボードの方が素早いと思います。

シャットダウンだけでなく、ソフトを終了するときにも使えます。例えばエクセルに気温を記録する場合、ファイルを開いて気温を入力し、「ALT+F4」を押すと「変更を保存しますか?」のメッセージがでます。「はい」が選択されているので、そのままエンターキーを押すと保存と終了が一度に行えます。

これはセブン、ビスタ、XPでも使えます。ソフトの終了は前面に出ているソフトが対象になります。シャットダウンするときに「ALT+F4」で反応がないときは、デスクトップをクリック(「Windowsキー」を押しながら「D」キーでも可)してから実行して下さい。

素早く操作するだけでなく、マウスが動作しなくなったときなどにも役立ちます。是非試してみて下さい。

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