シャンパンの抜栓のマナーは?

2012年4月20日

我が家の近所ではすっかり葉桜になったのですが、これから花見という方もいるのではないでしょうか。

今回は数年前にワイン持参で花見に行ったときのことです。まずはスパークリングを開けて乾杯です。最初はおじさんが抜栓しました。

やっと飲めるぞ、ということでみんなが注目しているので、音を立てないように、そしてスマートに。

うまく抜けたのですが、なぜか不満げな視線を感じるのです。スパークリングワインが好きだという女性の視線でした。そして、2本目はその女性が豪快に音を立てて栓を飛ばしたのです。

若い頃は泡の出るワインがシャンパンだと思っていました。シャンパーニュ地方のものだけをシャンパンと呼ぶのだと知ったのは働き出して数年後、ワインを飲むようになってからです。

でもその頃もスパークリングはポンッ!をいう音を出して威勢良く抜くものだと思っていました。レストランなどでは音を立てずに静かに抜くのだと知ったのはもっと後のことです。

それからは家で飲むときもそのように抜いています。特に狭い部屋で栓を飛ばすと何が壊れるか分かりませんからね。

それでその時も静かに開けたのですが、屋外での花見で、近くに他の花見客もいないとすれば、先の女性のように豪快な音を立てるのも楽しいものです。

実際には見たことがないのですが、サーベルで栓を抜く(というより切り飛ばすといった方がいいのでしょうか)方法もあり、ネット上にもそのビデオがいくつもあります。

それでおじさんは反省したのです。最初に栓を抜くときに、豪快にとまではいかなくてももう少し景気よく抜いていれば、不満げな顔をさせずにすんだのにと。

一般にマナーと言われることは何のためにあるのかを考え、どのように使い分けるかが大事なのだと思い直した花見でした。

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