幻のパラパラチャーハン

2012年3月20日

半年ほど前のことです。イオン高知で映画を見てレストラン街の中華系の店で食事をしました。そこでは数回食べていたのですが、おじさん達はそれほど美味しいとは感じなかったのでその後は避けていました。

でもその時は時間が遅かったことと、映画の半券での生ビールサービスに惹かれて入りました。ソフトドリンクをサービスはよくあるのですが、生ビールはここだけだったと思います。あまり期待していなかったので餃子とチャーハンを注文しました。

ところが、何と、美味しいのです。チャーハンが。ご飯が見事にパラパラで、味のバランスも良くて、申し分なしでした。「これまでみくびっていてごめんなさい」と思ったくらいでした。

それで今年の正月に、初詣の後でまた行きました。もちろんチャーハンを注文しました。

ところが、見事に期待はずれでした。ご飯同士がしっかりとスクラムを組んだような、パラパラとはほど遠いというより、全く別物のチャーハンだったのです。

正月だったので、たまたま腕の良くない調理人が作ったのだろうと思うことにしました。そして先月また映画のあとにチャーハンを食べたのです。もちろん生ビールのサービスと、かすかな期待に惹かれてです。

結果は・・・。

正月には「たまたま腕の良くない調理人に当たった」のだろうと思いたかったのですが、半年前が「たまたま腕の良い調理人に当たった」んだろうと思うようになりました。

その時の調理人が作ることが分かっていればまた行きたいのですが、生ビールサービスに釣られて入るのだけは止めようと思っています。   

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