高速道路無料化社会実験中止
「残念?」

2011年6月20日

4月から週に数回、高知市の西隣の伊野に行く用ができました。目的地は伊野インターの先ですし、高知インターは自宅からの通り道にあるので、高速道路を利用するのが時間的にはもちろん、距離も一番短いのです。

高知インターから須崎西インターまでは無料化社会実験の区間なので高速料金も必要ありません。とてもいい条件だと思っていました。それが昨日で終わってしまったので、今日は一般道を走りました。10分以上余計にかかります。

おじさんは高速道路の無料化にも、休日上限1000円にも反対でした。それなのに、6月には終了するだろうということが報道された時には「残念!」と思ってしまいました。自分が無料化の恩恵を受けているからそう思ったのです。人間は勝手なものですね。

「休日上限1000円を利用して孫に会いに通っていたが、それが廃止になったので年金暮らしの身ではそうそう会いに行くことが出来なくなった。」ということが今日の朝日新聞の声欄に書かれていました。

おじさんの勝手な思い込みかもしれませんが、その文面からは「休日上限1000円は続けて欲しい」というよりも「なくなるのは残念だけど、もっと有効なお金の使い方をして欲しい」と読み取れました。

おじさんも「残念」と思いはしましたが、それでいいと思っています。今回の決定は東日本支援の財源確保のためですが、それでなくても必要ないという思いは「高速道路が高速道路であるために」<2010年11月20日>で書いた通りです。

特別給付金にしてもエコポイントにしても、もらうのは嬉しいけれども、本当にそれでいいのかという思いを抱き続けていました。子ども手当も減額になるようですが、みんなにばらまくのではなく本当に必要な人のために役立ててもらいたいと思うのはおじさんだけではないはずです。

当然のことなのですが、今回の休日上限1000円と無料化社会実験を止めることでできる財源が何らかの名目をつけて他のことに使われることがないように願います。

そして、高速道路無料化に反対の意見を持ちながら無料化社会実験の廃止を「残念」と思ったことを反省しつつ、10数分余計に時間をかけて一般道で通うつもりです。

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