二枚目は要らない

2010年3月17日

NHKの今朝のニュースの中で、海外からのイケメングループの話題を紹介していましたが、今回の「二枚目」はそのイケメンのことではありません。病院に行って薬をもらった(なぜか、お金を払っているのにもらったと言ってしまいます)時の話です。

今は飲み薬といえば錠剤やカプセルを思い浮かべますが、おじさんが子供の頃には粉薬でした。診療所で看護婦さんがさじですくった薬を上皿天秤で量って調合している様子が浮かんできます。それを1回分ずつ紙に包んで渡されるのです。

飲む時には包んでいる紙を開いて二つ折りにし、口に水を含んでから、慎重に飲むのです。薬をこぼさないためもあるのですが、上手に口に含んだ水に入れないと、とても苦いのです。「良薬口に苦し」を実感させられていたのです。

苦さは別にしても、まさにさじ加減一つで、良薬かどうかが左右されたのかもしれません。でもその頃には、どのような薬がどのような割合で調合されているか、という詳しい情報は与えられていなかったのではないでしょうか。もし与えられたとしても、口頭での簡単な説明だけだっただろうと想像します。

いつ頃からだったか、薬の写真の付いた説明書が渡されるようになりました。先日風邪薬をもらった時には、医師から薬の説明を受けましたが、5種類もあったので一度には覚えきれません。薬局でもらった薬の説明書を見て、それぞれの薬の役割が分かりました。

聞いただけでは覚えきれない、と言うより聞き取ることさえ難しい薬の名前が目で確かめられることだけでも有用なのですが、それを保存しておけば、いつどのような薬を飲んだのかを記録として手元に残すことができるのです。名前さえ分かっていれば、説明書に記載されていない情報があったとしても調べることが可能となります。おじさんはその説明書をスキャナで取り込んでパソコンに保存しています。

そんな有用な説明書ですが、全く同じものを何度ももらうのは無駄だと思うのです。それで、「これまでにもらった薬と同じ場合は説明書は要らない」と薬局に言っているのですが、この前も渡されました。

最初の頃は説明書を発行する費用が料金に加算されていたので、説明書を断ると少しだけ(20円くらいと聞いたように思います)安くなっていたようです。でも今は「薬剤服用歴管理指導料」とやらに含まれるようになり、説明書を断っても安くはならないようです。実際に、全く同じ薬で説明書をもらった時ともらわなかった時の料金を比べてみても違いはありませんでした。

それでも全く同じ説明書は要らないのです。全く同じものでも、「前回と薬が変わっていないことの確認のために必要」という人もいるかもしれませんが、おじさんには不要です。不要な説明書をもらうのは紙の無駄です。微々たる量でもインクも無駄になります。

そして処理の手間が要ります。薬の説明書には個人の名前も調剤日も印刷されています。これをそのまま古紙回収には出したくないので、シュレッダー等での処理が必要になります。

処方箋を渡すときに説明書は要らないと言えば渡されませんが、どこの薬局でもコンピュータで管理しているのではないかと思います。そうであれば、同じ薬なら説明書は印刷しない、ということは簡単にできるはずです。現行のシステムにそのような機能がないのかもしれませんが、それだけの機能を加えることはそんなに難しいことではないはずなので、是非実現して欲しいものです。

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