心地よい生活音

2009年8月10日

集合住宅に住んでいて一番気になるのは生活騒音ではないでしょうか?1階に住んでいた時は上からの音に悩まされ、2階の時は下に音が響いていないか気をつけて・・・と、どちらにしても気になったものです。そして、おばさんが「家が欲しい」と思った一番の理由もこの騒音から解放されたいと思った事でした。

平日の昼間は仕事に出かけて留守にしている人が多かったので良かったのですが、休日になるとそれなりに気になる音もありました。そして、音に加えて換気扇から出てくる煙。そうです、タバコの煙です。臭いがするとすぐに窓を閉めていましたが、洗濯物に移りそうでとても嫌でした。

そういうものから解放された今の生活は快適です。もちろん、近所から時々は風に乗って煙も漂ってくるし、おじさんが書いていた布団たたきのものすごい音に苛立つ事もあります。でも、今はもっとそれを楽しんでいられる心の余裕ができたような気がします。

隣近所には子供がいるということがわかっていたので、その声が気になりはしないかと最初は心配でした。特に今は夏休み中ですから、さぞかし賑やかだろうと覚悟していました。ところが、見事に期待を裏切られ、予想以上に静かなので「毎日何してるんだろうね。声が聞こえないと淋しいね。」とおじさんと話しています。

夏休みになってから良く聞こえてくるリコーダーの音色、よさこいの練習で鳴らしている鳴子の音、兄弟げんかのあとに聞こえてくる泣き声、バスケットの練習でボールをついている音、子供同士が誘い合って遊んでいる声・・・と、いろんな音(声)が入ってきて、そういう音(声)がとても心地いいと感じています。

子供達と既に友達になっているからかもしれませんが(おじさんとおばさんは「お年寄り」という事になっています)、同じ音を聞いても「うるさい」と思うか、気にならないか(許せるか)の違いはやはり人間関係によるものが大きいと言えそうです。

そういえば、今朝掃除をしていたら、向かいのアパートに住んでいる人(男性)が赤ちゃんを抱いてベランダに出ていました。一瞬目が合いました。その時向こうからお辞儀をしてくれました。何だかとても嬉しかったです。次にそこの人が力強く布団たたきをしていても楽しめそうです。

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