お花見シート

2008年4月20日

4月2日、自由人になって2日目に早速花見に行きました。今年は佐川町にある牧野公園です。JRで行けるので二人で飲めます。それでワインを飲むことにしました。モンテス(チリ)のピノノワールを1本と弁当にレジャーシート、ワイングラスも持っていきました。

アパートからJRの駅まで歩いて15分、JRが45分くらい、佐川駅から公園まで15分くらいです。途中で3人のおばあさんと5、6人の子どものグループが乗り込んできて、その中の小学1,2年生くらいの男の子二人が私達の前に座りました。とても丁寧なあいさつをしてくれたのに感心しましたが、尋ねてみるとその子達も牧野公園に花見に行くとのことでした。

牧野公園は初めてだったので、佐川駅で降りてからはそのグループについて行きました。「日本の桜の名所百選」に選ばれているというのでかなり期待して行ったのですが、少し期待が大きすぎたようです。

公園の下の方には結構花見客がいましたが、上の方まで上がって行くと2m四方くらいのスペースがあったのでそこにシートを広げました。

シートと言ってもビニールシートではありません。ござに縁取りをして、丸めるのではなくたためるようにしたものと言ったらいいでしょうか。前に友人にプレゼントしてもらって今回がデビューだったのですが、周りの景色にとけ込みお花見の雰囲気を高めてくれました。おかげでより美味しくワインを飲むことができました。

でも、景色を楽しもうと周囲に目をやると相変わらずの無粋なブルーシートが目に飛び込んできます。先日新聞の声欄に12歳の女子中学生が次のように投稿していました。

「ブルーシート 桜の景色半減」

家族で、近くの夙川公園へ花見に行きました。桜はとてもきれいでしたが、気になることがありました。場所取りのブルーシートです。

桜を見ていても、写真を撮ってもブルーシートが目に入り、せっかくの桜の景色がじゃまされているように思いました。

早朝から場所取りしないと、大人数でお花見できないのはわかります。私もこの公園には毎年春、ものすごい人が集まるのを見てきました。

でも、桜を見に来たのだから、もう少し桜がきれいに見えるように考えるべきではないでしょうか。例えばシートの色を茶色のような周囲にとけ込む色にするだけで、かなり変わると思います。

もう一つは、シートを使わないときは時間の約束をして、ほかの人が使ってもよいようにするのも良いと思います。お花見は自分のことも大事だけど、ほかの人のことも考えて楽しむようにしてほしいです。(朝日新聞 声欄 2008年4月17日)

場所取りについては、「桜とブルーシート」 <2006年4月20日>に書いていますが、花見をしている時も、この子が書いているように周囲との調和を考えて欲しいものです。

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