読みが甘かった? 行列3連チャン

2006年6月28日

先日築地の寿司屋でまた行列をしました。去年は飲むのは我慢して、定番のおまかせだけを食べたのですが、今回はまず刺身で一杯やってからお好みでにぎりを食べたかったので、去年と同じ店に7時半頃行きました。今回は土曜を避けたのですが、それでもすでに行列でした。でも去年ほどではなくて20分ほどで席に着くことができました。

おじさんは寿司屋で一杯が目的だったのですが、おばさんの目的はこのあとだったのです。寿司を食べてから浜離宮に行きました。庭園を散策しながら時間を待ったのです。そうです、おばさんの目的のケーキ屋が開店する時間をです。

開店の10時にはまだ早かったのですが、歩き疲れたのでタクシーを拾って店の近くまで行きました。タクシーを降りて、この大通りを渡れば店があるはずだと思いながら信号を待っていると、一人の女性が走ってきて信号が変わると同時に走り去っていきました。

大通りを渡ると20mほど先に目的の店がありました。開店の10分前に着いたのですが、何と、も,う既に40人ほどが行列をしているのです。その行列の最後尾には、先ほど走り去っていった女性が並んでいました。

実はこの店のことはテレビで知ったのです。NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」という番組で「あたり前が一番むずかしい」というテーマだったと思います。そこでのパティシエのケーキ作りに対する情熱と丁寧な仕事ぶりに惹かれ、一度食べてみたいとおじさんも思ったのです。おばさんは食べるケーキまで決めていました。

開店すればみんながどんどん買っていくだろうから、もう少しの辛抱だろうと思っていると、店員が出てきて前の方で何か言っています。順に列の後ろの方に移動しなが「ケーキは一組6個まででお願いします。持ち帰りの時間は1時間以内(2時間だったかな)です。イートインのみでテイクアウトのできないケーキもあります。」というようなことを言っていました。

開店から15分ほど経っても行列はほとんど進んでいません。開店は10時ではなかったのかなと思っていると、しばらくして10人近くが店に入れられました。また行列は動かないままです。時折ケーキらしき物を持った人が店から出てきます。行列は動きません。

たまりかねて前の方まで行って店の中を覗いてみました。ケーキのショーケースに向かっている客と、周囲の焼き菓子を手に取っている客が見えましたが、大きな動きはありません。奥の方にイートインのコーナーがあるようでした。

1時間近く経ってからやっと行列の3番目になりました。おじさんは早く店に入れないかなとだけ思っていたのですが、おばさんの胸にはあることがよぎっていたのです。

〜 続く 〜

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