やっかいな長机

2005年4月30日

長机でおわかりいただけるでしょうか。カタログで見てみると、「会議用テーブル」と書かれていたりするようです。学校や公民館などでよく見かけるのは、足を折りたたんで重ねて収納できるタイプですよね。一つ二つならいいのですが、数十個以上も並べたり片付けたりするのは大変です。

その点、キャスター付きは持ち上げずに押したらいいだけなのでセッティングが楽にできます。収納するときは天板を倒す(垂直にする)ことができるので、そのままの状態よりは狭い場所に収納できます。ただし、脚を折りたたむタイプと比べると、収納スペースが広く必要だし、少し重いので途中に階段があったりすると大変です。

最近何度か使った文化施設の会議室にある長机・・・、長机というのはふさわしくなさそうですね、まさに会議用テーブルという呼び方がピッタリというテーブルも、天板を倒すタイプです。当然キャスター付きなのですが、押しても動かないのです。

そうなんです、天板を平たくしていると(普通に使う状態)、ストッパーがかかっていて動かなくなっているのです。しかも、どっしりと重いので、少しの力では持ち上がりません。だから数p動かすにも天板を倒さないとキャスターが働かないのです。

先日、その部屋で会議をしたときは3列×7列で教室状に配置されているテーブルを、「ロの字」状に並べ替えました。その時も大変だったのですが、元の配置に戻し、係の人に点検してもらってガックリしました。幕板(足もとを隠す板)のあるタイプとないタイプがあり、置く位置が違っていたのです。

1ヵ所は前後の入れ替えだったのですが、もう1ヵ所は、1列目と5列目を入れ替えなければなりませんでした。縦の通路も狭く、そのままではテーブルが通らないので、4人で持ち上げて、入れ替えました。

どれだけ立派な物でも、使う場所や使い方によってはその機能を充分に活用できないばかりか、かえって使いづらいものになるのだということを教えられました。

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