カメラマンにはTPOはないのでしょうか

2005年3月29日

やっと桜が咲きましたね。今年は桜の舞う中を真新しい制服に身を包んだ一年生が入学してくるようになるかもしれません。

ところで、今年の卒業式には新聞社が取材に来ました。女性の記者と男性のカメラマンです。いつもカメラマンの態度や服装に疑問を持っていましたが、この日のカメラマンもジーパンでした。

生徒・教職員はもちろん、来賓も保護者も服装にも気を遣って卒業式に臨んでいるのです。その中に一人だけジーパンにジャンパー姿で来るなど、おじさんにはとても考えられないことです。しかも会場内を動き回り、卒業証書授与の場面では壇上の校長の後で脚立に上がるなど、とても目立つ(おじさんにはとても目障りな)存在なのです。

確かに、遠慮していてはいい写真は撮れないかもしれません。でも服装はスーツ姿でも問題はないと思うのです。結婚式などで見かけるカメラマンは(ビデオカメラのケーブルを持って補助している人も)きちんとした服装をしています。

また、卒業証書を受け取る瞬間の表情が写真に残れば、記念の一枚になるかもしれません。でも、いい雰囲気の中で感動的な卒業式ができれば、その思い出はいつまでも心の中に残ると思います。逆に、いい写真が残ったとしても雰囲気が乱されたと感じれば、卒業式の感動も薄れ嫌な思いでしか残らないのではないでしょうか。

新聞社やテレビ会社は服装などの指導はしていないのでしょうかね。もし、取材先にふさわしい服装で取材に行くように指導していれば、カメラマンは行動でもその場の雰囲気を壊さないようなことを考えるのではないかと思うのですが。

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